SPARK!

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • コミュニケーション
  • 巧緻性

難易度

厚紙でレオナルドダ ・ヴィンチの橋を作ろう
厚紙でレオナルドダ ・ヴィンチの橋を作ろう

<このアクティビティは、小学生向けです。大人のサポートが必要となります。>
レオナルド・ダ・ヴィンチが釘やロープを使わずに作れる橋として考えた橋を実際に作ってみましょう。摩擦を利用してきっちり作ると車が渡れるほど丈夫な橋を作ることができます。

  1. 厚紙を細長い短冊形に切り、縦に半分に折ります。
  2. 1を9本作ります。
  3. 橋の形に組み上げます。 組み方を考え、二人以上で息を合わせて作りましょう。
  4. できた橋にものを乗せて、どれくらいの重さに耐えられるか調べてみましょう。
注意事項

橋の強度を試す時、橋が壊れて載せていた物が落ちて、載せていた物や周囲の物を壊さないように気を付けよう。

準備物
  • 厚紙用紙、またはお菓子や食べ物の空き箱など(幅は3cm、長さは30cm程度の縦長の紙)
  • ハサミ
  • ダウンロードできるワークシート
  • 本数を増やして、橋を長くする
  • 厚紙の長さを長くしてみる
  • 橋の長さはそのままに、本数を増やす
  • 割りばしなどに材料を変えて、より丈夫な橋ができるか調べる
  • 折らずにつくったときと比較をする
子どもに投げかける質問
  • 厚紙を縦に半分に折ったのはなぜかな?
  • 他にどんな形の橋がある?
  • どうやって重さを支えているのだろう?
子どもの予測される行動・質問
  • 紙皿などをのせて、おもりを少しずつのせていき、何グラムまで耐えられるか調べる

厚紙はざらざらしているので、摩擦で引っかかってくずれません。物をのせるとななめになっている厚紙が、横に渡してある厚紙を挟み込むようにはたらくので、橋はくずれにくくなります。

実際に社会で使用されているもの

この橋は、レオナルド・ダ・ヴィンチが釘やロープを使わずに作れる橋として考えたものだよ。実際に使われている橋ではあまりないけれど、きっちり作ると車が渡れる丈夫な橋もできるよ。

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 巧緻性
  • 観察力

難易度

プレゼントに!オリジナルバスボムを作ろう
プレゼントに!オリジナルバスボムを作ろう

重曹とクエン酸を粉のまままぜても何も起きませんが、水に溶かすと2つが反応して二酸化炭素を出します。これがバスボム(入浴剤)が泡を出すしくみです。バスボムを水やお湯に溶かし、温泉のような炭酸泉をつくってみましょう。

  1. 材料を全てポリ袋に入れます。 食紅を入れる場合は、耳かき一杯分くらいで十分です。
  2. ポリ袋の口をしばり、振ってよく混ぜます。 かたまりになっている部分があれば、この時に細かく砕きます。
  3. 中身をボウルに出して、水を入れた霧吹きで軽くしめらせます。 濡らしすぎず、ぎゅっと握ると固められるくらいの固さにします
  4. お菓子の型やカプセルなどに入れて好きな形にします。くずれないように スプーンやすりこぎの棒などを使ってぎゅっとしっかり押し固めます。
  5. 固まりきる前に(触ってみて崩れそうにないことを確認)型から出し、 乾燥した風通しの良いところで2~3日乾かします。
注意事項

飲用ではありません。コップを含む食器の中にバスボムを入れて観察するなどは、誤飲の可能性が高まります。重曹が目に入らないように注意してください。

準備物
  • (1個分)
  • 重曹 30g
  • クエン酸 15g
  • 塩 15g
  • 食紅、アロマオイル 少量(お好みで)
  • ポリ袋
  • ボウル
  • 霧吹き
  • 型(クッキー型、カプセルトイのカプセルなど)
  • クエン酸や重曹は、どんな時に使うのかを調べてみよう
  • お店に売られている入浴剤の材料を調べてみよう
  • 同じ材料は入っているかな?
子どもに投げかける質問
  • 色や香りをつけてみよう
  • どんな色にしたい?その色を作るには、どうしたらいいかな?
子どもの予測される行動・質問
  • いくつか作ったうちの1個を割ってかたさを確かめる
  • 水を粉にたくさんかけて観察する

重曹とクエン酸を粉のまままぜても何も起きませんが、水に溶かすと2つが反応して二酸化炭素を出します。これがバスボム(入浴剤)が泡を出すしくみです。2種類の粉をかわいたままおし固めることはできないので、水でしめらせます。消毒用アルコールが乾くにつれて粉と粉が密着して固まっていきます。

実際に社会で使用されているもの

バスボムでは、出てきたあわをお湯に溶かすことで、温泉のような炭酸泉をつくっているよ。 ホットケーキは、卵を泡立てなくてもふくらんでふわふわになるね。これは、材料のベーキングパウダー ( 重曹 ) から泡がたくさんでてくるからなんだ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 観察力

難易度

スパイのひみつ道具!?見えないインクでメッセージを送ろう
スパイのひみつ道具!?見えないインクでメッセージを送ろう

アントシアニンという色素が入っている、ブドウジュースや赤い花の汁は、重曹の成分で青っぽい色に変わるという性質があります。性質の特徴を活かして色の変化を観察してみましょう。

  1. 50mL の水に小さじ一杯の重曹を入れてよくかき混ぜて溶かします。
  2. 1 を筆につけ、白い紙に好きなことを書きます。液をいっぱいつけると乾かすのに時間がかかります。
  3. 紙が乾いたら、上から筆でブドウジュースまたは赤い花の汁を塗ります。
注意事項

重曹を溶かした液が目に入らないように注意しよう。ブドウジュースや赤い花の種類によっては上手くいかないことがあります。 花から汁を得る時には、汁でかぶれないように袋の中で花びらをつぶすといいでしょう。

準備物
  • 白い紙
  • 重曹
  • ブドウジュース、または、赤い花の汁
  • 筆(太さがバラバラのもの)
  • どんな花の汁が使えるかな。
  • 一度浮き上がった絵の上から、クエン酸を溶かした水をつけた筆でなぞると、さらに色が変わって面白いよ。観察してみよう。
子どもに投げかける質問
  • 何色から何色にかわったかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 重曹水やブドウジュースを何度も重ねて塗ろうとする。
  • 塗る順番を逆にするとどうなる?

アントシアニンという色素が入っているブドウジュースや赤い花の汁は、重曹の成分で青っぽい色に変わるという性質があります。ですので、重曹がついているところといないところでは、汁の色が変わって、描いた絵が浮かび上がるのです。

実際に社会で使用されているもの

「マロウブルー」というお茶があるよ。このお茶はいれてすぐは青いけど、レモン汁を入れるとピンク色になり、色の変化を楽しむことができるよ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 立体的な想像力
  • 課題解決

難易度

オリジナル飛行機発射台を作ろう
オリジナル飛行機発射台を作ろう

アメリカで巨大なカタパルトを使ってロケットを打ち上げる試みが注目されていますが、これは、発射台としてのカタパルトが蓄積したエネルギーを飛行機に伝達し、それが飛行機を前方に押し出す力として作用する原理を利用しています。カタパルトと紙飛行機を使って実際に試してみましょう。

  1. 紙飛行機を作ります。基本のへそひこうきの作り方です。 テープで止めると安定して飛びやすくなります。
  2. 折り目の作成:まず、紙を縦に半分に折り、折り目をつけます。その後、紙の両側の先端を内側に折り込み、片側が三角形になるようにします。
  3. 頂点の折り曲げ:作成した三角の頂点を、紙の反対側の端に向かって折ります。このとき、三角の高さが大体半分ほどになるように折ります。
  4. 三角形作成:先ほどの手順を繰り返し、紙の両側の先端を内側に折り込み、再び片辺が三角になるようにします。
  5. 先端の折り曲げ:「頂点の折り曲げ」の手順で内側に折り込んだ際に飛び出た先端を、三角形の先端に向かって折り曲げます。
  6. 羽の形成:飛行機をひっくり返し、中心で折ります。その後、羽の形を作るために両端を反対側に折ります。
  7. 飛行機の端を折り返し、先端が尖らないようにしましょう。これにより、飛行の安定性が向上します。 また、発射台で輪ゴムを引っ掛けるために、飛行機の内側先端を適切に折り曲げましょう。これにより、輪ゴムを使った発射が容易になります。
  8. 次に、好きな箱や紙コップ、輪ゴム、セロハンテープなどを使って、紙飛行機を飛ばす発射台を作ります。輪ゴムを繋げてみたり、箱を組みわせてみたり、作り方は自由です。
  9. 発射台ができたら、みんなに見せて、お互いに自分の発射台の説明をして飛ばしてみましょう。
  10. 一斉に飛ばしてみてもいいし、メジャーのようなものを床において、どこまで飛ぶか競ってもいいでしょう。
注意事項

● 飛ばす方向を全員で統一して、飛ばす先に他の園児がいないか確認した上で飛ばすように周知してください。 ● はさみや輪ゴム、割り箸・空箱など、鋭角・鋭利なものを使うので取り扱いには注意しましょう。 ● 割り箸は、てこの原理を応用して飛ばすものを作った場合に使用します(割り箸自体を飛ばすものではありません)

準備物
  • 紙飛行機をつくる用の紙 (縦長、A4サイズがおすすめ)
  • 発射台用の空箱(お菓子の空箱など。ティッシュ箱より強度のある箱がおすすめ)
  • 輪ゴム
  • セロハンテープ
  • はさみ
  • 紙コップ
  • 割り箸(あれば)
  • 輪ゴムの強さの違うものを用意して、試しながら考えてみる。
  • 年少さんが描いた紙飛行機を年長さんの発射台で飛ばしてみる。
  • 紙飛行機だけでなく、発射台にも絵を描き加えるなどデザインを楽しむ
  • 発射台作りや紙飛行機作り、デザイン、飛ばすなど様々な要素が含まれているので、それぞれの子どもの興味関心があるものを集中的に取り組む時間を持っても楽しいかもしれません。
  • 手だけで飛ばす紙飛行機と発射台を使う(何か道具を使う)と、どのように飛び方が変化したかを観察して考える実験です。違いに注目してみましょう!!!
  • 年少さんは手で飛ばし、年長さんは発射台を使って飛ばし合いっこしてみる。
  • 年少児童の活動:紙飛行機を自分で作ってみる。また、空箱に絵を描く。その箱を年長や年中さんに使ってもらう。
  • 年中児童の活動:見本や補足説明をすることで、自分で実践する。また、メジャーなどを使うことで、競争と協力を学ぶ機会をつくる。
  • 年長児童の活動:共有や発表の機会を持つことで自信や自己表現力につなげる。幼い子との関わりで、コミュニケーションや関わりを学ぶ機会を持つ。
  • 全体的な活動のポイント:創造力と手作りの楽しさを体験し、手仕事の基本的なスキルを身につける。協力し合い、自分の作品を共有してコミュニケーションと自己表現力を向上。
子どもに投げかける質問
  • 一番飛んだ発射台はどんな特徴があった?
  • どんなふうに力が加わって、飛んだと思う?
  • どうしたらもっと遠くに飛ばせると思う?
  • 手だけで飛ばす飛行機とどんな違いがあった?
  • 発射台と手だと、どちらが遠くまで飛ばせたかな? どちらが速かったかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 指や顔、体に輪ゴムをひっぱったものが当たってしまう
  • 飛行機が飛んだ先の場所で、試行錯誤に夢中になって、飛んできた飛行機などに当たってしまう

このアクティビティでは、発射台を使うことで蓄えられたエネルギーが飛行機に伝わり、それが飛行機を前方に押し出す力となります。輪ゴムが引っ掛かる部分にエネルギーを蓄え、それが解放される瞬間に飛行機が飛びます。
瞬間的に強い力が加わるので、飛行機には強度が必要です。また、輪ゴムが縮む方向と飛行機の飛ぶ方向で同じでないと、羽が空気の抵抗を受けるので、うまく飛びません。
カタパルトとは、大きな発射台とのこと。原理はシンプルで、大きな「ひじ」のようなものを使います。この「ひじ」の一方の端には投げたい物を置き、もう一方の端には重りをつけます。
この原理は、ブランコを使って遊んでいる時と似ています。ブランコに乗っているとき、足で地面を強く押すと、ブランコは高く上がりますよね。カタパルトもこれと同じで、重りを使って「ひじ」を強く押すことで、物を遠くに飛ばすことができるんです。

実際に社会で使用されているもの

最近では米国企業が巨大カタパルトを使ってロケットを発射しようとするなど、再び注目が集まっています。
スペースシャトルの発射台、遊園地のアトラクションや、逆バンジーやバッティングセンターの機械などで応用されているものがあります。

アクティビティリスト

所要時間

40 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 巧緻性
  • 課題解決

難易度

ストローコースターを作ろう
ストローコースターを作ろう

公園にあるすべり台は上から下に物が進んでいく性質を利用して設計されています。ビー玉が途中に落ちてしまう時はどんな時でしょう?ストローコースター作りをして最後までビー玉が転がるように工夫してみましょう。

  1. どんなコースにするか考えます。
  2. 色々な長さに切ったストローで柱を立てます。たおれないようにストローの先を十字に割いて、広げて貼り付けると安定します。
  3. 柱の間にレールとなるストローを付けていきます。
  4. ボールを転がしてみて、最後までボールが転がるように工夫します。
注意事項

ストローの先が目などに刺さらないよう、注意しましょう。

準備物
  • ストロー
  • 大きめの段ボール(土台用)
  • 小さいボール(ビー玉など)
  • マスキングテープまたはセロハンテープ
  • はさみ
  • プラダンや画用紙で、柱や坂、ガードレールをつくってもいいね
  • もっと大きなコースターをつくってみよう
  • ミニカーなどが走るコースターをつくってみよう
子どもに投げかける質問
  • ビー玉が途中で落ちてしまうのはどんな時かな?
  • どうしたら、ビー玉が落ちないようにできるかな?
  • 傾きが急なところと、ゆるやかなところでは、
  • ボールの動きはどうちがうかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 土台がぐらぐらして、ボールをのせるとたおれてしまう
  • ボールがコースを飛び出すのを直そうとする

ボールは高いところから低いところに転がります。ころがるボールはまっすぐに進もうとするので、コースが曲がっていると飛び出そうとします。飛び出そうとするボールのいきおいを止めるような上り坂やでっぱりを作れば、ボールは向きを変えて、より低い方へと転がっていきます。

実際に社会で使用されているもの

すべり台や雨どいも、上から下に物が進んでいく性質を利用しているよ。急な坂になっていたり、坂がずっと続いていたりすると、進むのが早くなるね。

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 巧緻性
  • 課題解決

難易度

風船エンジンで車を走らせよう
風船エンジンで車を走らせよう

止まった車を動かすには、どうすればいいでしょう。風船がエンジンの役割を果たせば、車を勢いよく動かすことができます。どんな時にスピードが速く出るか観察してみましょう。

  1. 竹串を短く切ったストローに通し、両端にすきまテープを「だてまき」のように巻きつけ、適当な太さになったら端をセロハンテープで貼り、円形になるように 形を整えます。
  2. 車体となるダンボールを竹串の幅に収まる大きさに切り、2のストロー部分をダンボールの裏にテープで取り付けます。ダンボールは、15~20cm くらいの長さだと、安定して走ります。
  3. 一度膨らませてしぼませた風船を、長いストローの端にテープで付け、ストローをダンボールの表に取り付けます。
  4. ストローを吹いて風船をふくらませ、車を平らな場所において走らせます。
注意事項

風船を膨らませる作業は、とても疲れやすいです。適宜休憩をとりましょう。また、過呼吸にならないよう注意してください。走る車を追いかけたりするかもしれないので、障害物のない広い場所(室内)で走らせてください。

準備物
  • 風船
  • 竹串
  • ダンボール
  • ストロー
  • テープ
  • ハサミ
  • すきまテープ(スポンジ製で両面テープがついているもの)
  • 風船の大きさを変えてみる
  • タイヤの大きさ(直径、太さ)を変えてみる
  • ダンボールの大きさや重さを変えてみる
  • 狙ったところで止めてみる
  • タイヤを他のもの ( ペットボトルの蓋や CD 等 ) で作ってみる
子どもに投げかける質問
  • 長い時間走らせるにはどうしたらいいかな?
  • 風船が大きいときと、最後に小さくなるときとでは、車のスピードが速いのはどっちだろう?
  • 車をまっすぐ走らせるにはどんな工夫が必要かな ?
子どもの予測される行動・質問
  • タイヤが丸くなるように調節する
  • 遠くまで行くように、車体を軽くしたり、タイヤの大きさ変えたり、風船を大きくしたりする
  • 風船をポンプでふくらませる(風船を膨らませるよう先生にお願いする)

ヘリコプターやドローンはプロペラで風を下に吹きつけて浮かんでいるね。風を吹き出すのと反対の方向に力がかかるからなんだ。風船からいきおいよく風が出るのと反対の方向に風船が押されるから、車は動くんだね。止まっている車が動き出すには大きな力がいる。動き出すとだんだん加速していくよ。また、風船は一番小さくなろうとするときに強い風を出すので、風を出す最後の方が車のスピードは速くなるよ。

実際に社会で使用されているもの

ジェット機は、燃料と外から取り込んだ空気を燃やしてできるガスを後ろへ吹き出して進むよ。宇宙を飛ぶロケットも同じようにガスを吹き出すけど、ジェット機と違って外の空気がなくてもガスが作れる仕組みになっているよ。

アクティビティリスト

所要時間

40 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 色彩感覚
  • 観察力

難易度

塩や砂糖で絵をかいてみよう!
塩や砂糖で絵をかいてみよう!

野菜や肉を砂糖や塩に漬け込んだり表面にまぶしたりすると、食材の余分な水分を砂糖や塩が吸い込んで食材が長持ちしたり濃い味にすることができますね。塩や砂糖が水分に触れた時に、どのような変化が起きているかを観察してみましょう。

  1. 鉛筆で紙に描きたい絵を下書きし、ボンドでなぞります。
  2. 紙をトレーの中に入れて、上から食塩をふりかけ、ボンドをしっかりおお います。トレーを傾けるなどして、できるだけボンドをおおいましょう。
  3. 余った食塩をそっと落とし、ボンドが乾くまで待ちます。(15~20分程度)
  4. 線の上に、水で溶いた食紅や水彩絵の具をスポイトで垂らします。
  5. 砂糖や片栗粉でもやってみましょう。
注意事項

ボンドが皮膚についた場合は、 水で早めに洗い流してください。ボンドやスポイドから一度にたくさんの容量が出てしまうと、乾かすのに時間がかかります。その際は、綿棒やティッシュなどを活用して吸水してください。 一度使った塩、砂糖などは食用 に使用せず、廃棄してください。

準備物
  • ボンド
  • 食塩、砂糖など
  • 食紅または水彩絵の具
  • 画用紙(白か黒がおすすめ)
  • 紙が収まる大きさのトレー
  • スポイト
  • 他の種類の粉末でも試す
  • 粉末をかける量を減らしたらどうなるかな?
  • あたたかいところにおいて2~3日かわかしてみよう
子どもに投げかける質問
  • 絵をそっと置いておくとどうなっていくかな?
  • 砂糖と食塩と片栗粉ではどう違うかな?
  • 色が混ざるとどうなったかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 液体をたくさんかける
  • 紙を動かして液体が流れていく

塩や砂糖はボンドでかたまっていても、水にふれると溶けだしていく。塩に比べて砂糖は水にたくさ ん溶けるので、ボンドに混ざっていた砂糖はほとんど出てしまい、ボンドは穴だらけになるんだ。そ して、砂糖が水を含んで、なかなかかわかない。一方、食塩も水に溶けやすいけれど、砂糖ほどではない。 少しの色水ならば食塩は溶け残って、シャーベットみたいにじゃりじゃりの状態になる。少したつと 乾いて色がついた食塩は紙とボンドに張り付いて固まるんだ。

実際に社会で使用されているもの

果物や野菜、肉を砂糖や塩に漬け込んだり表面にまぶしたりすると、食材の余分な水分を砂糖や塩が吸い込むよ。こうすることで、食材を長持ちさせたり、濃い味にしたりすることができるよ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 色彩感覚
  • 観察力

難易度

黒いインクがカラフルに!クロマトグラフィーに挑戦
黒いインクがカラフルに!クロマトグラフィーに挑戦

科学研究や警察の科学捜査でもよくつかわれているクロマトグラフィーは、混合物を分離して、何からできているのかを調べるための分析方法です。黒いインクが何色でいるのかを試してみましょう。

  1. コーヒーフィルターを 10 センチくらいの短冊形に切ります。
  2. 短冊の端から2センチくらいの位置に、ペンで線を引きます。
  3. コップに深さ1cmぐらい水を入れます。
  4. 印をつけていない側のコーヒーフィルターを割りばしにはさみ、ペンで線を書いたところが直接水につからないように注意して、コーヒーフィルターの先が水につかるように調節します。
注意事項

安価で濃い色の水性ペンは色が分かれやすいです。色が分かれないペンもありますので、アクティビティ前に必ず一回試してみてください。

準備物
  • ペン
  • 白いコーヒーフィルター
  • 割っていない割りばし
  • 透明なコップ
  • いろんな種類・色のペンを試す
  • コーヒーフィルターにペンでたくさんの点を書き、ところどころに綿棒で水滴を落として丸い模様を出す
子どもに投げかける質問
  • どんな色が混ざってペンの色ができているのかな?
  • 同じ色のインクは同じ材料でできているのかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 様々な色の水性ペンで重ね描きする

絵の具で紫を作るときに、赤と青を混ぜることがあるでしょう。これと同じで、水性ペンもいくつかの色を混ぜて色を作っているものがあります。色の成分によって水への溶けやすさに違いがあるので、紙にしみ込ませたときに、移動する速さに差が出ます。この差で色が分かれるのです。

実際に社会で使用されているもの

食べものや水道水にあぶないものが入っていないかを、クロマトグラフィーを使って確かめているよ。科学研究や警察の科学捜査でもよくつかわれていて、よくわからないものが何 からできているのかを調べるんだ。

アクティビティリスト

所要時間

10 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 観察力
  • 課題解決

難易度

アルミパックの容器でロケットを飛ばそう
アルミパックの容器でロケットを飛ばそう

アルミパックのロケットにはどんな力が働いて飛んでいるのでしょうか。アルミパックとストローを使って空気の飛び出すスピードを考えながら、どうしたら遠くに飛ばせるかチャレンジしてみましょう。

  1. ストローの曲がる側のふくろの先を10cm切り取り、ストローをゼリー飲料の飲み口に5cmさしこみます。
  2. ストローとゼリー飲料の飲み口をセロハンテープ、またはビニルテープでとめます。
  3. ストローに袋をはめた状態でマスキングテープで飾りをつけます。この時先が重くなるようにしましょう。また、きつく巻きすぎないように注意しましょう。
  4. ストローの袋をはずして、ストローからアルミパックに息を入れます。
  5. アルミパックを床において、ストローが上を向くように調整する。
  6. アルミパックを足で踏むと、袋が驚くほど飛ぶ。
注意事項

人に向けて飛ばさないようにしましょう。屋外で飛ばすのは危険なので、室内の安全なところで飛ばすようにしましょう。

準備物
  • アルミパックタイプのゼリー飲料の容器
  • 袋に入っているタイプの曲がるストロー
  • セロハンテープ または、ビニールテープ
  • マスキングテープ
  • マスキングテープで飾りをつけ、重さのバランスを変えてみる。
  • 紙やシールを使って飾りをしてみる。
子どもに投げかける質問
  • このロケットにはどんな力が働いて飛んでいるのかな?
  • ロケットをもっと遠くまで飛ばすにはどうしたらいいかな?
子どもの予測される行動・質問
  • どうしたら遠くに飛ばせるか試行錯誤する。

空気をいれたパックを足で踏むだけで、小さなパックに体重をかけるとパックには大きな力がかかって空気はいきおいよく外に出ようとします。でもストローは細いからなかなか出られずに、空気の飛び出すスピードは速くなります。また、袋がストローから離れるまでの間に、袋が空気に押され続けるので加速してさらにスピードが増すのです。

実際に社会で使用されているもの

ロケットや飛行機など、空を飛んでいるものを見てみよう。大きな重いもので空を飛ぶためには、ジェットエンジンが必要なんだ。吹き矢も同じ原理が使われているよ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 巧緻性
  • 課題解決

難易度

ダンボールで自分だけのビー玉ゲームを作ろう
ダンボールで自分だけのビー玉ゲームを作ろう

ビー玉はどこからどこへ転がっていくか、坂が急な場所はどうすればスピードが出ないようになるのか、段ボールとビー玉を使ってさまざまなパターンで実験してましょう。

  1. 段ボールに洗濯バサミを交互ジグザグに挟みます。
  2. 段ボールを斜めにして、ビー玉を落とします。
  3. ビー玉がダンボールの上をちゃんところがるように、洗濯バサミの場所や向きを調整していきます。
注意事項

こぼれおちたビー玉は、誰かが踏まないように、その都度ひろいにいくようにしましょう。のを使用しましょう。

準備物
  • 細長い段ボール
    (4cm〜6cm×30cm 以上のもの)
  • 洗濯バサミ 15〜20 個程度
  • ビー玉
  • 洗濯バサミの数や段ボールのサイズを変える
  • 段ボールを複数つなげて曲がったコースを作る
子どもに投げかける質問
  • 段ボールの坂をゆるやかにしたり急にしたりすると、ビー玉の転がり方はどうなるかな?
  • 洗濯バサミはなんでななめにしてはさむんだろう?
子どもの予測される行動・質問
  • ゴールにコップを置いてビー玉が入るようにする。

ビー玉は高いところから低いところに転がるよ。途中にじゃまをするものがあると、ぶつかってとまってしまうね。ぶつかっても低いところに転がれる坂があれば、ビー玉は向きを変えて転がっていくよ。

坂道でベビーカーから手を離すと勝手に転がっていって危ないね。急な坂だとベビーカーはいきおいよく進んでしまうね。ゆるやかな坂だとゆっくり進むから大丈夫。ビー玉もこれと同じだね。

実際に社会で使用されているもの

人と自転車が通る歩道では、自転車がスピードを出しすぎないように互い違いに柵をつけているところがある。坂が急な場所では、道をジグザグにして、スピードが出すぎないようにしていることもあるよ。