SPARK!

アクティビティリスト

所要時間

10 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 色彩感覚
  • 観察力

難易度

魔法のミルクで遊ぼう
魔法のミルクで遊ぼう

牛乳に食紅を垂らして、ハンドソープや食器洗剤をつけた綿棒で突くと起こる魔法のような現象は表面張力が関係しています。色の動きや、色がどのように混ざるかも観察してみましょう。

  1. 粉末の食紅の場合は、水に溶いておきます。
  2. 器に5ミリくらいの深さまで牛乳を注ぎます。
  3. 牛乳の上に、食紅をスポイトで垂らします。
  4. 綿棒にハンドソープか洗剤をつけ、それを牛乳の上にそっとおきます。このとき、綿棒で牛乳をかき混ぜないように気を付けましょう
注意事項

洗剤が入った牛乳は、決して口に入れないようにしてください。実験していないこどもが誤飲する可能性もあるため、目を離さないようにしてください。また、洗剤が目などに入った際は、すぐにたくさんの水でよく目を洗い、眼科を受診しましょう。

準備物
  • 牛乳
  • 食紅(粉末の場合は水に溶いておく)
  • 液体ハンドソープ/食器洗剤
  • スポイト
  • 綿棒
  • 浅くて広い容器
  • いろんな種類の洗剤で試してみよう
  • 牛乳以外の飲み物(お茶やみそ汁、ポタージュ、サラダオイルなど)でも同じことができるのか試してみよう
子どもに投げかける質問
  • 最初に何が起きたかな?
  • 色はどっちからどっちに広がってるんだろう?
  • 色の動きと、洗剤をつけたところは関係はあるのかな?
  • 食紅や洗剤の量を増やしたら、何か変わるかな?
  • 色が混ざっているところはあるかな? 何色が表れたかな?
  • 洗剤と、牛乳の中の何が反応しているのかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 綿棒で牛乳を直接かき混ぜる
  • 洗剤を牛乳にたくさんつける

洗剤はミルクとミルクのつながりをばらばらにしてしまう働きがあるんだ。ミルクの表面には表面張力という力が働いているけれど、洗剤はこれを弱めてしまう。風船を割った時のゴムの膜のように、洗剤をつけたところからミルクの表面が外側に押しやられるんだ。この勢いにのって色が中心から外側に広がっていくね。この動きはしばらく続くけれど、洗剤が溶けて広がっていくとだんだん弱まっていくよ。

実際に社会で使用されているもの

洗濯に使う洗剤では、水と水のつながりを弱くすることで、服に水がしみこみやすくなるよ。 おなじように、ペンやプリンタのインクにも入っていて、紙にしみこみやすくしているよ

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 観察力

難易度

甘いトマトを探せ
甘いトマトを探せ

ミニトマトの甘さは、食べなくても調べることができるんです。秘密は、塩水の力。浮いているトマトと沈んでいるトマトは何が違うのか考えてみましょう。

  1. 容器に水を入れます。(7分目ぐらい)
  2. ミニトマトを容器に入れます。
  3. 次に、食塩を小さじ1ほど入れ、棒を使って溶けきるまで混ぜます。
  4. 3を、ミニトマトが浮いてくるまで続けます。
  5. 浮いてきたトマトは水から引き上げ、さらに他のトマトが浮いてくるまで食塩を足していきます。
注意事項

●トマトが浮いてくるまで、待ち時間があります。(容器や水の量にもよりますが、途中5分以上待つこともあります)●使ったトマトをその後食べることを考えて、衛生面に気を配ってください。●トマトを食べる場合は、食べて問題が無いか大人に確認してください。●大きすぎる容器だと食塩を多く使うことになるので、適した大きさの容器を用意しましょう。

準備物
  • ミニトマト
  • 深い透明な容器
  • 食塩
  • かき混ぜる棒
  • へたと実を分けてうかべてみる
  • グループ分けしたトマトを食べ比べる
  • ミニトマトのへたの部分を持ってそっと水面に置いてみる
子どもに投げかける質問
  • 浮いてきたトマトと沈んでいるトマトはどう違うのかな?(食べて比べてみよう)
  • 海で泳ぐ時とプールで泳ぐ時はどちらが浮きやすい?
  • 塩の代わりに砂糖を使うとどんな違いが有るかな?
  • どのぐらいの塩を溶かしたかな?
  • 他の野菜や果物でやったらどうなるのかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 少し混ぜてしばらく観察すると、トマトが中間に留まる様子や、下に食塩がたまっている様子、食塩があるところが少し白くなっているのは細かい泡だということに気付いたりする。

水に塩やさとうがとけると同じ「かさ」の水より重くなるよ。水に塩を溶かすと、できた塩水より軽いトマトが浮いてくるんだ。一方、トマトの中にも水分がある。甘いトマトには砂糖のような成分が溶けて重くなっているから、なかなか浮いてこないんだ。この他、トマトの皮のあつみによっても浮き方はちがうよ。さらに、水面にそっと置いてみると浮くことがある。これには、表面張力と浮力という力がかかわっているよ。

実際に社会で使用されているもの

中身が詰まった良い種を選ぶときに、塩水に入れて選別しているよ。プールと海とでは海のほうが体が浮きやすいね。さらに自然界には、人間が浮くことができるような濃度の濃い海水があるよ。(イスラエルとヨルダンの国境沿いにある死海など)

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

15 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 巧緻性
  • 観察力

難易度

風船とコップで鉄砲を作ろう
風船とコップで鉄砲を作ろう

ゴム風船とコップを使って鉄砲を作るアクティビティ。引っ張り方や、飛ばすものを変えたときにどんな違いが生まれるか観察してみましょう。

     
  1. 風船の端を結んで、風船の丸い側の上の部分を広げながらはさみで切ります。よく切れる、はさみの持ち手に近い部分で切ります。
  2. 風船の切り口を広げてプラコップの底にかぶせ、セロハンテープで止めます。
  3. 飛ばしたいものをカップに入れて、風船を引っ張って手を離すと飛んでいきます。
注意事項

●人に向けて玉を飛ばさないでください。飛ばす方向に人がいないか、よく確認しましょう。●コップは顔から遠ざけ手を離さないようにしっかり持ちましょう。●風船やコップが顔に勢いよく当たる危険があります。

準備物
  • ゴム風船
  • プラスチックコップ
  • セロハンテープ
  • ピンポン玉、アルミホイルを丸めた玉、紙を固めに丸めた玉
  • 紙(チラシ、新聞紙なんでも良い)
  • ハサミ
  •       

  • アルミホイル
  • ペン、シール(あれば)など
  •       

  • ストロー
  • カップにストローを入れて飛ばしてみると、風船の結び目が当たる場所に飛ばすものがあると、よく飛ぶことがわかる
  • 飛ばすボールの種類や重さを変えて比べる
  • 紙のコップや小さいコップを使ったりしてみる
  • 風船の大きさを変えてみる
  • 風船の結び目を2重や3重に変えてみる
  •     
  • シールやペンで自分でコップにデザインしてみる
  • 飛ばす先に箱や的を作ってみる
子どもに投げかける質問
  • 引っ張り方を変えたら、飛び方はどうかわるかな?
  • 飛ばすものを変えたら、飛び方はどう変わるかな?
  • ねらったところに、ボールを飛ばしてみよう。
    (飛ばす距離を調節する)
  • ゴムは身の回りでどうやって使われているかな?
  • 風船を離すと、音がするのはなんでだろう。
子どもの予測される行動・質問
  • ゴムをまっすぐに引けずにあまりとばない
  • 練習を繰り返して飛ばせるようになる

ゴムには伸び縮みする性質があります。強く引くと強く戻ろうとします。この勢いで風船の結び目の玉がコップの底をたたきます。この音がよく響くときは、まっすぐに強く当たった時です。コップはメガホンのようになって音を前に響かせます。コップの底に玉がしっかり当たっていると、玉に力が伝わって飛び出します。コップの底と玉がしっかり触れるようにするには、コップをななめ上に向けるといいでしょう。

実際に社会で使用されているもの

トランポリンの上でジャンプすると、地面でジャンプするよりも高く飛べるね。これは、人が着地して伸びた布が、元に戻ろうとする力を利用しているよ。

【監修協力: 昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 色彩感覚

難易度

マーブルチョコでにじを作ろう!
マーブルチョコでにじを作ろう!

マーブルチョコにお湯を注いで虹を作るアクティビティ。お湯を注ぐとみるみるチョコが溶け出して、カラフルな模様が出来上がります。実験後にチョコレートがどのように変化をしたかも注目してみましょう。

  1. お皿に、円を描くようにチョコを並べます。
  2. ここに何かを入れるとチョコに変化が起きることを話し、何を入れるか予想します。
  3. お皿の中心にゆっくりと、チョコに触れるくらいまでお湯を注ぎます。その変化を観察します。
  4. だんだんと表面の色が溶け出してきます。(*色が滲み出てくる間に時間を要します。別のアクティビティを実施することを推奨します。)
  5. 変化を確認(ひっくり返して溶けていることも確認)し、原理を説明します。
注意事項

着色料が溶けた水は、絵具と同じように、服につくと取れにくいです。こぼさないように気を付けましょう。熱湯は火傷の危険があります。使用するお湯は(40度以下)お風呂のお湯ぐらいの温かさのものを使用しましょう。

準備物
  • チョコ以外のお菓子(キャンディーやグミなど)でも試してみる
  • お湯を水に変えたり、お湯の温度を変えてみる
子どもに投げかける質問
  • 験後のチョコの表面はどう変わっているかな?
  • しばらくたった後にチョコレートを触ってみよう
  • お湯を入れる前とやわらかさはちがうかな?
子どもの予測される行動・質問
  • マーブルチョコをひっくり返す
  • 色のついている部分(外側)に味はあるの?

チョコレートは、茶色いチョコレートのまわりに、色を付けた砂糖をつけているよ。お湯や水をそそぐと、砂糖と一緒に色も溶けてくるんだ。チョコレートは手で持っているととけるけど、マーブルチョコはとけないね。これは、チョコレートがとけてくるのを、まわりの砂糖が防いで(くれて)いるんだ。

実際に社会で使用されているもの

バームクーヘンには、中のスポンジがかわかないように、同じように砂糖がぬってあるよ。くすりの成分を守り、苦みを減らして飲みやすくするために、くすりの周りを砂糖の成分でおおったものがあるよ。(糖衣錠)

【監修協力: 昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

15 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 観察力

難易度

絵がひっくり返る!消える!魔法のコップ
絵がひっくり返る!消える!魔法のコップ

描いた絵が見えなくなったり、ひっくり返ったりする魔法のコップ。一体何が起こっているのでしょう。見え方の違いには光の進み方の違いが影響しています。

  1. 紙に好きな絵を描きます。
  2. コップのはばの半分くらいの大きさで描きます。
  3. 水を入れたコップの後ろに紙を置いてみます。
  4. 紙の位置や見る位置、水の量によってどう見え方が変わるか調べます。
注意事項

ガラスの容器は割れると危険です。落として割れないように、安定した台や机の上で実験しましょう。

準備物
  • プラスチックまたはガラスの透明なコップ
    (円筒形で表面が平滑で装飾のないもの。大きすぎないもの)
  • ペン
  • 他の形の入れ物でやったらどうなるかな?
  • 筒形の500mL ペットボトルを目に当てて鏡を見てみると目が大きくなって見える
  • スプーンの裏と表では自分の顔の写り方が違う。自分が大きく見えるのはどっち?
  • 逆さに見えるのはどうやった時?
子どもに投げかける質問
  • 描いた絵が見えなくなるところを探してみよう
  • 描いた絵が2つ見えるところを探してみよう
  • コップを動かしてみよう。反対から絵が出てくるところがあるよ
子どもの予測される行動・質問
  • コップ越しに人を見てあそぶ
  • コップの中に紙を入れる

お風呂にはいったときなど、水の中に入れている手は、いつも見る手の形とは少し違うね。ばしゃばしゃと波を立てると、手の形がぐにゃぐにゃになる。水の向こうにある物の形は、ゆがんでみえるね。水も空気も、どちらも透明で見えないけれども、光のすすみ方は違うんだ。

実際に社会で使用されているもの

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】