SPARK!

アクティビティリスト

所要時間

50 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 色彩感覚
  • 観察力

難易度

秋アート
秋アート

屋外で、自然の植物の色をさがし、その植物で、作品を作るというアートのアクティビティです。
自然の秋の色は様々な色があります。日本独自の色が描かれているワークシートを参考にしながら、屋外の植物を探しどんぐりや葉を集めます。色の種類の多さに触れたり、植物を学ぶアクティビティです。

  1. 秋になり、気温が下がることで、秋の自然にはどんな変化があり、どんな色があるかを紹介し、説明します
  2. 秋の自然にはさまざまな色があることを子どもたちに考えて、話してもらいます
  3. 次に、ワークシートを見せて「この中にある色を探しに行こう!」と、色を見つけるワクワク感を高め、屋外へ出発します
  4. 秋の植物や葉っぱ、枝、花などを観察し、ワークシートにある色に合う植物を見つけます
  5. 戻った後、見つけた植物をセロハンテープやボンドなどを使用して、ワークシートに貼りつけて記録します
  6. 貼りにくい細い枝や、小さな花、どんぐりなどは透明のナイロンパックなどを活用してください
  7. 見つけた植物がどんな種類か、触った感じやにおいなども一緒に観察します
  8. 集めたものや、創った作品を発表し合います
注意事項

●屋外でのアクティビティです●科学的な知識を補うために、植物図鑑や絵本が参考にあればより深い学びになるでしょう●ワークシートを準備しましょう

準備物
  • ワークシート
  • ナイロンパック
  • セロハンテープ
  • 描くもの(ペン、クレヨン、色鉛筆など)
  • ハサミ
  • 秋色の画用紙、飾り用のシール(あれば)
  • 両面テープ、ボンド(あれば)
  • 集めた葉っぱの枚数を競うゲームや、珍しい色を探すなどさまざまな楽しみ方を考える
  • 色の違いや形の組み合わせを楽しみ、オリジナルのアート作品をつくる
  • 集めた植物や葉っぱを使って、自由にコラージュ作品をつくる
  • 葉っぱを切り貼りし、動物や別のものをつくってみる
子どもに投げかける質問
  • どんな色の秋の葉っぱを見つけられたかな?
  • ワークシートの様々な色を見せながら)この中にある色を探しに行こう!
  • 他にもこの色に似たものがあるかな?
  • この植物は柔らかい?それとも固い?
  • いくつ集められたかな?
  • この赤い葉っぱと黄色い葉っぱ、どっちが多いかな?
  • どうして葉っぱの色が変わったのかな?
子どもの予測される行動・質問

緑や茶色と一言で言っても、自然界の中にはもっと多くの様々な色が存在します。このアクティビティは、秋の自然に触れながら色の多様性や自然の仕組みを楽しく学べる時間になります。
気温によって、植物の生育や状態が変わることを学びましょう。

実際に社会で使用されているもの

秋に見られる鮮やかな赤や黄色の葉っぱ、落ち葉の茶色などは、服や部屋などの様々なデザインにも使われています。自然の色は、私たちの身の回りのものにたくさん取り入れられており、その一つが植物の色を使っての染物です。自然の色を大切に使った服や布、環境に優しい染料が注目されています。
さらに、秋になると葉っぱの色が変わるのは、気温や天気の影響を受けていることを学べます。このような自然の変化を観察することは、環境について考えるきっかけにもなります。

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

40 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造性
  • 巧緻性
  • 科学的な興味
  • 観察力

難易度

たねの秘密を探ろう
たねの秘密を探ろう

このアクティビティでは、子どもたちが折り紙とクリップを使って、植物のたねがどのように飛んでいくかを体験します。たねの形や落ち方が飛行にどのように影響するかを、4種類のたね(ニワウルシ型、ラワン型、カエデ型、アルソミトラ・マクロカルパ型)を作りながら学びます。実際に模型を飛ばして観察することで、植物の自然の工夫に触れ飛行技術にもつながる知識を育てます。

    *ワークシートを準備しましょう
  1. 折り紙をくしゃくしゃに丸めたものと、綺麗なままのものを落とし、落ち方の違いを観察します
  2. 折り紙を1人1枚選び、折り、1/8のサイズを2本切り出します
  3. <1番目 ニワウルシ型> 折り紙を細長く切り、輪のように繋ぎ合わせて8の字の形になるように、中心をマスキングテープで止めます
  4. <2番目 ラワン型> 折り紙を細長く切り、少しずらしてV字のように折り、折り目をマスキングテープで止めます
  5. <3番目 カエデ型> 型紙を切り抜き、カエデのたねの見本を参考に少し折り込みテープで貼ります
  6. <4番目 アルソミトラ・マクロカルパ型(ハネフクベ型)> 折り紙の四隅の先端を1箇所折り、クリップを二個留めます
  7. 3本の指ではさむように持ち、紙飛行機を飛ばす様に押し出すのではなくて、力を加えず斜め下に自然に落とします
  8. 地面すれすれを滑空させられるとマクロカルパ(ハネフクベ型)のように飛ばすことができます
  9. たねの模型を作成する度に落とし、それぞれの落ち方の違いを観察し話し合います
注意事項

●広い場所で飛ばす向きを統一し、実施しましょう

準備物
  • 折り紙
  • クリップ
  • マスキングテープ
  • ハサミ
  • ワークシート(型紙やサイズ違い作成用)
  • (*たねや植物に関する絵本や図鑑などがあればご使用ください)
  • 折り方を変えてみる
  • おもりの位置や数を変えてみる
  • 投げ方を変えてみる(高く上に投げてみたり、力をできるだけ入れずに落としてみたり、横から風を当ててみましょう)
  • 紙の大きさや紙の厚さ、形を変えてみる(サイズ違いの参考に、ワークシートを活用する)
  • たねの飛んだ距離を測ってみる
  • クリップをおもりとして使用する。クリップがある時とない時の違いを観察し、共有する
  • たねの見本を見て、おもりをつける位置や折り目の箇所を観察してみる
子どもに投げかける質問
  • (たねを飛ばす前に、子どもたちに予測させる)このたねはどうやって落ちると思う?
  • どうしてこのたねはくるくる回るんだと思う?
  • もっと回るようになるには、どんな形にしたらいいかな?どうしたらいいかな?
  • (異なる形のたねを比較させる)どのたねが一番遠くまで飛ぶと思う?
  • たねの形を面白くしてみよう。どんな風に飛ぶだろう?
子どもの予測される行動・質問
  • 回転するたねを見て驚きつつも、自分なりの工夫を加える
  • オリジナルの形を作り、たねを飛ばしてみる
  • たねの形やデザインを工夫し、オリジナルのたねを作る

たねが回ったり、ゆっくり落ちたりするのは、形や重さのバランスが影響しているためです。たねは空気をうまく利用して、遠くまで運ばれるように進化しています。
例えば、カエデのたねはプロペラのように回転しながら落ち、風に乗って遠くまで飛びます。また、アルソミトラ・マクロカルパ型のたねは、紙飛行機のように滑空し、ゆっくりと地面に降りることができます。このように、形によってたねが空気の流れをどのように受けるかが異なるため、落ち方にも違いが生まれます。

植物によってたねの形は違います。風を受けて、遠くまでたねを飛ばすことで、たねをより遠くまで散らばすことができれば、広い範囲で子孫を増やすことができるためです。

実際に社会で使用されているもの

このアクティビティは、自然界で見られる技術と現代の工学・テクノロジーを結びつける重要な学びを提供します。
例えば、回転する植物のたねの羽根は飛行機やヘリコプター、風力発電のプロペラデザインに影響を与えています。
軽くて薄いのに壊れない強度としなやかさがある羽根の構造には目を見張るものがあります。このように、自然界での現象がテクノロジーや工業に大きな影響を与えているわけですが、アクティビティを通じて子どもたちは、自然から学び、それを現代社会で活かす技術(バイオミメティクス)に触れることができます。

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

40 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造性
  • 問題解決力
  • 巧緻性

難易度

Happy Halloween   光るパンプキンをつくろう
Happy Halloween 光るパンプキンをつくろう

今回のアクティビティでは、身近な材料を使って「簡単な電気回路」を作り、電気のしくみを楽しく学びます。豆電球や電池ボックスを組み合わせることで、スイッチをつけたり消したりしながら、光が点灯する様子を体験します。アクティビティの中では、カラーセロハンやシールを使って透明ボックスをハロウィン風に飾り付け、オリジナルのランプを作ります。豆電球が点灯する仕組みを実際に観察し、手作りのスイッチで光を操る楽しさを体感することができます。

  1. 透明のボックスに選んだカラーセロハンやシールで飾り付けをします(マジックでイラストを描きます)
  2. 豆電球ソケットに豆電球をセットします(回し入れる際に、割れないように注意が必要です)
  3. 電池ボックスに電池を二本セットします(+と-の向きに注意が必要です)
  4. 画用紙を半分で折り曲げ、両端にアルミホイルを貼り付けます
  5. それぞれの赤色の導線をつなぎ合わせます(指先に力が必要です、ご注意ください)
  6. アルミホイルを貼った画用紙の片側に、電池ボックスの片方の導線と豆電球ソケットの片方の導線を貼り付けます
  7. 暗くした部屋の中で、画用紙に貼り付けたアルミホイルをくっつけたり離したりすることで、スイッチの役割となり、豆電球が光ったり消えたりします
注意事項

●導線の先が硬くて尖っています。ご注意ください。●電球をセットするのは、必要に応じて先生が行った方が良いかもしれません。

準備物
  • 豆電球
  • 豆電球ソケット(リード線付き)
  • 電池ボックス(リード線付き)
  • 乾電池(1人あたり 単三×2本)
  • 透明ボックス
  • カラーセロハン
  • シール(ハロウィンシールなどあれば)
  • 画用紙
  • アルミホイル
  • のり・ハサミ
  • テープ類
  • カラーペン
  • ワークシート
  • 電池の向きを変えたら、豆電球はどうなるか
  • カラーセロハンを重ねて色の変化を予測し、観察する
  • 電球の光を壁に当てるなど、向きを工夫してみる
  • 大きなダンボールの中や部屋の中の暗い角などで、光らせてみる(角に映し出される映像や色を楽しもう
  • 友達と透明ボックスをいろんな向きでつなぎ合わせて、光らせてみる
子どもに投げかける質問
  • スイッチを入れたらランプが光るのはなぜかな?
  • 色のセロハンを組み合わせたり、友達とボックスを繋げると、ランプの光はどう見えるかな?
  • お家の中で電球が光っているのをほかにどこで見たことがあるかな?
  • どうしてアルミホイルには電気が流れるのに紙には流れないの?
子どもの予測される行動・質問
  • 導線の先で指の怪我をしてしまう
  • 感電はしないの?
  • 電池を何個も繋げたらどうなるかな?
  • 電池の向きを変えたらどうなるかな?

このアクティビティは、電気回路の基本的な仕組みを学ぶものです。電気回路とは、電気が流れるためのつながった道(回路)です。電池から出た電気が、導線を通って豆電球に届き、光を発生させます。このように、回路が閉じることで電気が流れ、豆電球が光ります。スイッチは回路をつなげたり、切ったりする役割を果たし、電気の流れを制御します。電気が流れるのは、回路がつながっている(閉じている)時だけです。回路がつながると、電池から豆電球まで電気が流れ、電球が光ります。画用紙に貼り付けたアルミホイルがスイッチの役割を果たしており、ホイルをくっつけると回路がつながり、電気が流れます。逆にホイルを離すと回路が途切れてしまうので、電気は流れなくなり、豆電球も消えます。こうして、スイッチを操作するようにして電球のオン・オフを体験できるのです。

実際に社会で使用されているもの

この原理は、私たちの日常生活で多くの場面に使われています。例えば、家庭の照明やテレビ、スマートフォン、家電製品など、どれもスイッチを入れることで回路がつながり、電気が流れて動くようになっています。交通信号や自動車のライトなど、いたるところでこの基本的な仕組みが応用されています。電気回路は、現代の社会を支える非常に重要な技術です。

【監修協力:Alpine Formula One Team Lead Mechanical Design Engineer: Tomonori Matsushita】

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 予測力
  • 創造力
  • 巧緻性
  • 想像力
  • 物理的理解
  • 観察力

難易度

オリジナルの凧を作ろう!
オリジナルの凧を作ろう!

このアクティビティは、ストローと紙を使って簡単な凧を作ります。自由に創作しながら取り組むものです。安定して飛ばすにはどうしたら良いか、高く長く飛ばすには?と色々と試行錯誤する過程で、空気抵抗やバランス、凧が飛ぶ原理、バランスの保ち方を自然楽しく学ぶ経験になります。
詳しい説明をせずに、材料を多めに用意して自由に取り組ませることをお勧めします。

  1. ワークシートの文字の記載が見えるように、縦長の向きでおきます
  2. まず三等分になるように、縦を三つ折りにします。続けて、裏返して四つ折りをします
  3. 紙を広げて、ワークシートに記載のとおりの[たにおり]と[やまおり]を確認します
  4. やまおり]部分を中心にもち、紙を縦半分に折ります。[きりとり]の2箇所に切り込みを入れます。中央に空間ができることを確認します
  5. まず、縦向きにストローを貼ります。紙の中央に作った空間にストローを通し、上下をセロハンテープで貼ります
  6. 続けて、2本目の横向きストローを貼る際には、中央部分に空間ができるように、両側から中央に紙を寄せながら貼ります。(空気の通り道を作ることが目的です)
  7. 裏返して、ストローが交差する箇所の縦向きのストローに結び目ができるように糸を結びます
  8. 出来上がった凧を飛ばします
  9. うまく飛ぶように工夫します(紙テープや新聞紙をつけてバランスを保たせたり、角を切って形を変えたり試行錯誤します)
  10. 完成した凧を見せ合い、どこが自分の凧の特徴かどこを工夫したかなどを発表しあいます
注意事項

●ハサミの取り扱いには注意しましょう●走る方向を考えておき、子どもたちがぶつからないように注意しましょう●

準備物
  • ストロー(曲がらないものがおすすめ)
  • セロハンテープ
  • A4もしくはA3用紙
  • タコ糸もしくはリリアン糸
  • ペン類
  • はさみ
  • ワークシート(A4サイズの印刷がおすすめ)
  • 紙テープ
  • 新聞紙、折り紙など (おもりや飾りの役割となるもの。画用紙は重さがあるため少量が良い)
  • 大きな紙でチャレンジしてみる(A3用紙や模造紙など)
  • 自分の凧に絵を描いたり、飾りをつけたりしてみる
  • 何秒間飛んでいるか、比較してみる
  • 飛ばすだけでなく、どんなデザインか発表し合う
  • 両端を折ったり四隅の角を切ったりして形をアレンジしてみる
  • 糸をうまく結べない子どもは、糸を巻いて、テープで止めてやってみる
子どもに投げかける質問
  • 走るスピードを変えたらどうなるだろう?
  • 紐を持つ位置を変えたら、飛び方は変わるかな?
  • よく飛んでる子の凧を観察してみよう。もっと高く飛ぶにはどんな工夫をしたらいいかな?
  • 凧の形を変えたら、飛び方は変わるのかな?
  • 凧の足の長さを変えたら、飛び方って変わるのかな?
  • くるくる回らずに、まっすぐ飛ぶにはどうしたら良いかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 前を見ずに走ってしまい、転ぶ
  • 後ろ向き走りをして、人にぶつかる
  • 走って転ぶ
  • 子ども同士の糸が絡まったり、凧がぶつかり合ってしまう

凧の上部に結び目があることがポイントです。これは、凧を飛ばすときに凧自体が斜めになることで、向かい風が凧に当たると上昇しやすくなるためです。そして中央部分に隙間を設けることで、風が抜ける通り道ができ、凧が安定しやすくなります。
また、凧が横にブレたり、ぐるぐる回ったりしないように、下部分に足をつけてバランスを保ちます。

実際に社会で使用されているもの

鳥は向かい風に向かって羽根を広げることで生じる上向きの力を利用して、飛び立つことがあります。

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造力
  • 巧緻性
  • 想像力
  • 物質の変化の理解
  • 観察力

難易度

かさぶくろロケット
かさぶくろロケット

かさぶくろとマスキングテープなどを使用し、ロケットのようにかさぶくろを飛ばすことができます。子どもたちが思いおもいに取り組みながら自由に創作するアクティビティです。どうしたら遠くへ飛ばせるか、どうしたらまっすぐ飛ぶか試行錯誤しながら、その中で、空気抵抗や羽根の役割について理解を深めていきましょう。
材料を多めに用意しておいて、詳しく説明せず取り組むことを推奨します。

    飛ばす方向や場所を決めておきましょう。
  1. かさぶくろに空気を入れて膨らませて、袋の口をひねってマスキングテープで止め、好きな投げ方で飛ばしてみます
  2. かさぶくろが横向きと縦向きでは飛び方の違いがあること、袋を縦に投げることがなぜ良いのか話します
  3. 子どもたちのかさぶくろがどのように飛んでいるか、どうやったら長く遠くへ飛ぶかを話し合います
  4. ロケットの模型、絵本、写真などを見せながら、ロケットのように後ろに羽根が必要なことを話します
  5. ロケットの前方側に、マスキングテープを巻きつけて飛ばします
  6. バランスを保ち曲がらずに飛ぶために、羽根が必要なことを話します。 準備していた紙を使って、羽根をつけて飛ばします
  7. XXXXXXX
注意事項

人の顔に向けて飛ばさないようにしましょう。

準備物
  • かさぶくろ(ポリエチレン製)
  • マスキングテープ (取り外ししやすいのでセロハンテープよりもオススメ)
  • 折り紙・画用紙など (軽い紙)
  • ペン類 (傘のビニール袋に描けるペン)
  • シール(あれば)
  • 応用編:細長い風船(バルーンアート用の風船)
  • 画用紙などの紙類を使用して、羽根を作って貼りつけてみる
  • 空気の入れ具合を変えてみる
  • かさぶくろの長さを変えてみる
  • かさぶくろに、ペンやシールを使い、自分でデザインしてみる
  • 高く飛ばすゲーム、遠くまで飛ばすゲーム、距離を競う、的を作って点数を競うゲームをする
  • 細長い風船でもやってみる
  • 縦向きや横向き飛ばしを試す際に、空気抵抗の話をする
  • 空を飛ぶものは何かを考え、それをイメージして投げ方や羽の作り方のサポートにする
子どもに投げかける質問
  • 遠くに飛ばすには、どんな風に投げたら飛ぶかな?
  • かさぶくろのどこに、どんな大きさの羽根をつけたら飛ぶかな?
  • おもり(テープを巻きつける)をつけたらどうなるかな?
  • ロケットや飛行機はどんな形をしてるか知ってるかな?
  • 空を飛ぶものは何があるかな?〇〇をイメージして羽根を作ってみよう(飛行機・ロケット・鳥・虫などを)
  • 羽根をつけたものと羽根がないものだとどちらが飛ぶかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 飛んできたかさぶくろロケットが顔や頭に当たってしまう
  • 空気を入れたかさぶくろで、友達や先生のことを突いたり、叩いたりしてしまう

かさぶくろを横向きには飛ばせないのは、空気抵抗が大きくなるからです。また羽根のある側が空気抵抗が大きくなるので、羽根が後ろになって飛びます。かさぶくろに空気を入れることで、袋の中の圧力が増し、棒のようにピンと張ります。
飛行中には、空気抵抗が重要な要素です。かさぶくろが空気中を移動する際には、空気抵抗が働きます。空気抵抗は、ビニール袋の形状や速度によって変化し、飛行中に進路を制御するための重要な要素となります。

実際に社会で使用されているもの

ロケットや飛行機は、細長い形状をしています。この形状は、重さや空気圧、風などの自然環境に対応するための設計です。かさぶくろを飛ばす際も同様で、細長い形状が飛行時の安定性を高め、遠くまっすぐ飛ぶのに役立ちます。
さらに、空気抵抗を減らすためにテープの配置や形状を工夫することで、飛行の安定性と遠距離飛行が実現します。この原理は、弓矢やダーツなどの道具でも使われていて、正確に的に当てるための基本的な設計になっています。


©️JAXA

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

30~ 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造力
  • 幾何学図形の理解
  • 空間認識能力

難易度

回転させてオリジナル模様を作ろう!
回転させてオリジナル模様を作ろう!

1点を中心に180度回転させても元の図形と回転させた図形がぴったり重なる図形を点対称図形と言います。アルファベットの形を通して、見る角度を変えても同じように見える形があることを知りましょう。そして、花や葉っぱなど身近にあるものなどから点対称図形を探し、自分でも新しい模様を作ってみましょう。

    事前準備:アルファベットシートを必要枚数ダウンロードしておいてください。
  1. アルファベットシートの中から、逆さにしても同じ文字を探します。
  2. 7つのアルファベットを横向きに見ます。どのような形に見えるか話し合います。シートから、切り出しても良いです。
  3. 7つのアルファベットを横向きや逆さなど回転させます。「X」はどの向きでも「X」に見えることを話し合います。
  4. 身の回りで、回転させても同じ形に見えるものを教室内で探します。(手裏剣の形、雪の結晶の形、花の形など)
  5. 厚紙や画用紙などに好きな形を描きます。
  6. ハサミで切り抜き、プッシュピンを使って、紙の中央に切り出した図形を固定します。
  7. 図形の外枠をなぞり書きします。
  8. 同じ図形を回転させて、先ほどとは違う位置でなぞり書きをしたりします。
  9. 図形が描けたら、好きなように色をつけて形を飾ります。
注意事項

小さな材料の誤飲や、鋭利なものに注意しましょう。

準備物
  • 桜の花、四つ葉のクローバー、雪の結晶の形を作るには、どんな図形を描き、切り抜いたらよいか考えてみる
  • 1つの作品を描くのに、いくつかの図形を重ねて描いてみる
  • 異なる形の図形を作成し、対称性の違いを観察してみる
  • 図形を組み合わせて新しいパターンを作ってみる
  • 教室の外に桜の花、葉っぱ、四つ葉のクローバーなどを探検しに行ってみましょう!見つけたものを並べてみて、画用紙に貼ったりしてみよう。上から見ても、下から見ても同じ形だと気づくことができる
子どもに投げかける質問
  • 三角形がたくさん並ぶとどんな形になるかな?
  • 回転させても変わらない物は他に何があると思う?
  • 自分で考えた図形を組み合わせて、何か新しい形を作ってみよう。どんな形ができると思う?
子どもの予測される行動・質問
  • プッシュピンの先で怪我をしてしまう

よく知られている対称図形には線対称があります、これは、「鏡になっている」とか「2つ折りにすると重なる」図形です。一方、今回扱うのは点対称図形や回転対称性のある図形で、必ずしも2つ折りにしても重ならないものもあります。「S」の形は点対称図形ですが、2つ折りにしても重なりません。これらの関係は下記のベン図に整理できます。梅の花は、線対称図形ですが、ひっくり返すと違う形になるので、点対称図形とは言いませんが、回転対称性があると言います。

実際に社会で使用されているもの

手裏剣、扇風機、風車など回転するもので、回転対称性があるものを探すことができそうです。トモエソウという花の花びらも、同じようにカーブしていて美しいです。

【監修協力: 昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數 哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造性
  • 巧緻性
  • 空間認識能力
  • 色彩感覚

難易度

線対称図形であそぼう!
線対称図形であそぼう!

多くの建築物や絵画、服飾や車両、多くの製品デザインなど幅広い芸術の分野においてもよく線対称が見られます。このアクティビティでは、二つ折りにした紙から線対称図形ができることを知り、様々な図形を作ってみましょう。

    事前準備:図形の紙を隠しやすいように、危険なものを片付けたり入ってはいけない場所には囲いを設けてください。
  1. 二つ折りにした画用紙の折り目から、かまぼこみたいな形を切り取ります。
  2. 切り取った形や折り目を広げた形を観察します。
  3. 同様に、二つ折りにした画用紙の折り目から三角形を切り取り、切り取った形や広げた形を観察します。
  4. 様々な形を作って見せ合います。
  5. ハートの形を子どもたちに見せます。子どもたちにどうしたらハートの形を切り取ることができるかやってもらいます。
  6. 子どもたちは、切り取った図形を部屋中に隠します。切り取られた外側は、模造紙やホワイトボードに貼ります。
  7. 先生がダミーの図形も数点、準備して隠します。全ての図形を隠せたら、図形探しの開始です!
  8. 子どもたちは、見つけた図形と紙を比べながらパズルのように組み合わせます。
注意事項

ハサミの取り扱いに注意してください。

準備物
  • 様々な色の画用紙
  • ハサミ
  • セロハンテープまたはマキシングテープ
  • 模造紙またはホワイトボード(マスキングテープが貼れるなら壁でもOK)
  • DLできるワークシート
  • ハートだけでなく、様々な線対称図形の作成にチャレンジする(星、花、円、手裏剣など)
  • 制限時間を設けて、全ての図形を見つけられるかチャレンジする。
  • 紙を折る回数を増やして、切ってみる。
  • 園やお家、おもちゃや服など、身近なもので線対称のものを考えてみる。
  • お互いにできあがった図形を共有し合って、アイデアや工夫を発表しあってみる。
  • 年少児童の活動:色や形の名称に触れることで、覚えるきっかけになる。また、図形探し・答え合わせのパズルの要素に参加する。
  • 年長児童の活動:集めた図形を見たり数えることで、算数の要素(図形、数字)を認識できる。線対称図形の認識ができる。
  • 「かたちシート」を使って、かたちの名前を言ったり描いたり、折り紙や画用紙などでかたちを作って、パズルのようにシートと照らし合わせたりしてご使用ください。
子どもに投げかける質問
  • かまぼこみたいな形を開くとどんな形になるだろう?
  • みんなのハートはどんな形かな?
  • こんな形を作るには、どんな風に切ったらいいかな?
  • 2回(もしくは3回)折って切ったら、どんな形ができるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 探しに行って、違うものを見つけて集中できない
  • ハサミをうまく使えない

線対称の形状や模様が生まれる背後には、物理法則や生物学的要因など複数の要素が関与しています。

具体的には、物理的なシステムではエネルギーの均等な分布が求められ、その結果として安定性が増します。動物や植物においても、左右対称の構造は進化の過程で生物の安定性や機能の最適化に寄与しています。人間や動物が美的に対称性を好むこともあり、建築やデザイン、芸術においても線対称性が重要視されています。

最後に、物体や構造が特定の機能を果たす際には、線対称性がその効率的な発揮に寄与することがあります。これらの要因が相まって、私たちのまわりの自然や人工のものに線対称の形状や模様が見られるのです。

実際に社会で使用されているもの

多くの建築物や絵画、服飾や車両、多くの製品デザインなど幅広い芸術の分野においてもよく線対称が見られる。

対称性は美的な要素として重要視され、対称的な構図はバランスを取りやすく、機能的な要素も踏まえながら、視覚的に魅力的に映ります。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 観察力
  • 課題解決

難易度

カラーディスカバリー 色の解明!
カラーディスカバリー 色の解明!

ほとんどの色は、赤、青、黄の混ぜる割合を変えて表すことができます。全ての色を混ぜると、茶色っぽい色になります。茶色のペンのインクを溶かして、私たちが普段見ている色がどのように作られているのかを発見していきましょう。

    事前準備:こよりに使うためのティッシュペーパーなどは適度な大きさに切り分けておくと、アクティビティがスムーズに進行できます。
  1. コーヒーフィルターを切り開き、袋状ではない台形の1枚にします。
  2. 竹串を使い、中心にこよりを通す小さな穴を開けます。
  3. 穴を囲むように4種類のペンで交わらない線を描きます。
  4. 細長いティッシュペーパーで10cm程度のこよりを作ります。
  5. こよりを、フィルターの穴に刺しこみ、上端が約2cm突き出るようにします。
  6. カップの水がゆっくりとこよりを通じてフィルターに染み渡るようにします。
  7. 茶色の水性ペンがさまざまな色に変わることを観察します。
注意事項

●油性や水性顔料マーカー(例:PROCKEY)は、このアクティビティには不向きです。 ●竹串やハサミなどの取り扱いに注意してください。

準備物
  • コーヒーフィルター
  • 4種類の茶色の水性マーカー
  • 水性マーカーセット IKEA, Can Do
  • ティッシュペーパーまたはペーパータオル
  • ハサミ
  • カップ
  • 竹串またはつまようじ
  • スポイド
  • 虹や孔雀の羽など、絵を想像して描いてみる
  • 水の広がりを観察する
  • 色の混ざり具合を観察する
  • 年少児童の活動:形、色、コーヒーフィルターの触感など基本的なものの理解や茶色の違いを楽しむ
  • 年中児童の活動:こよりや穴を開けたりなどの細い動きができるようになり、水を吸い上げることで変化する色の観察を楽しむ
  • 年長児童の活動:水の浸透の理解を促します。水や色の広がりをイメージして、デザインを楽しむ。また、浸透する前後の違いを観察し、変化を楽しむ
子どもに投げかける質問
  • 茶色のペンはどんな色に変化した?
  • 色が広がるものと広がらないものの違いは何だろう?
  • 何色と何色が混ざったらどんな色になったかな?
子どもの予測される行動・質問
  • スポイドでうまく水滴を落とすことができない

ほとんどの色は、赤、青、黄の混ぜる割合を変えて表すことができます。全ての色を混ぜると、茶色っぽい色になります。低コストで、茶色のペンのインクを作る場合、この3色を混ぜているのです。
このアクティビティでは、水(溶媒)がマーカーのインク(溶質)を溶かしながら、広がっていきます。色によって広がりやすさが違うので、だんだんと色が分かれていきます。

実際に社会で使用されているもの

習字で使う墨汁は水に溶けずに、服につくと落ちにくいです。そこで、練習用に水に溶けやすいインクを使うことがあります。この他に、裁縫用に布に印をつけるチャコールペンにも、洗うと落ちやすいインクが使われています。
インクジェットプリンタでは、小さな点で色をつけ、色の組み合わせで様々な色を表現しています。

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 数学 - Mathematics -

身につくスキル

  • デザイン
  • 課題解決

難易度

ロボットの道案内をしよう
ロボットの道案内をしよう

何かを行うとき、私たちは何気なく行う手順を考え、どれぐらい動作をくりかえるかなども考えます。同じことを他の人やロボットにやってもらうためには、どうすれば良いのか伝えるための論理的な思考を身につけていきましょう。

  1. マスになる四角を書いてつなげて地図をつくります。
  2. 四角の数は4×4、6×7などやりやすそうな数で大丈夫です。
  3. 好きな場所の四角に、お店や信号、道路工事などを書き込みます。
  4. スタートとゴールの位置を決め、スタートにコマを置きます。
  5. スタート前に、プログラマー役とロボット役を決めます。
  6. プログラマー役はロボット役に指示を出します。
  7. 例1:「左に1つ進む。次に前に1つ進むをくりかえしながら進みます」と、指示を出します。
  8. 例2:「花屋さんに寄ってからゴールに行きます」と、指示を出します。
  9. 前後左右の進行方向が人によって違うと、うまく進められないことがあります。
  10. そんな時はどうしたら解決できるでしょうか。話し合いましょう。
注意事項

碁盤の目のような地図をつくり、いろいろな店や信号、道路工事などを描く活動から始めるのはどうでしょう。

準備物
  • 大きな紙(A3 以上だとやりやすい)
  • ペンなどの描くもの
  • コマに使うもの(おもちゃ、フィギュアなど)
  • 一番少ない指示や、一番短い距離でゴールにたどり着く方法を考える
  • もっと広い地図でやってみよう
  • 途中で「〇〇」によってからゴールにたどり着くようにしてみよう
子どもに投げかける質問
  • 何回かやってもゴールまで辿り着けないときは、2人でいっしょに コマを進めてみましょう。
  • どんなときに同じ動きをしているかな?
  • うまくいかなかったところは、どうしてうまくいかなかったのかな?
  • どうしたら解決できそうかな?
  • 同じ動きをする部分を書き換えると、どんないいことがあるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 右や左、歩数の数字を間違えて辿り着かない

何かを行うとき、私たちは何気なく行う手順を考えています。また、どれぐらいするかも考えます。同じことを他の人にやってもらうためには、どのように行うのかきちんと伝えなくてはなりませんが、情報が多いと伝えにくくなります。できるだけ簡潔に、そして正確に伝えるときに、論理的な思考が必要になります。

実際に社会で使用されているもの

カーナビなどのナビゲーション機器の指示。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 観察力

難易度

スパイのひみつ道具!?見えないインクでメッセージを送ろう
スパイのひみつ道具!?見えないインクでメッセージを送ろう

アントシアニンという色素が入っている、ブドウジュースや赤い花の汁は、重曹の成分で青っぽい色に変わるという性質があります。性質の特徴を活かして色の変化を観察してみましょう。

  1. 50mL の水に小さじ一杯の重曹を入れてよくかき混ぜて溶かします。
  2. 1 を筆につけ、白い紙に好きなことを書きます。液をいっぱいつけると乾かすのに時間がかかります。
  3. 紙が乾いたら、上から筆でブドウジュースまたは赤い花の汁を塗ります。
注意事項

重曹を溶かした液が目に入らないように注意しよう。ブドウジュースや赤い花の種類によっては上手くいかないことがあります。 花から汁を得る時には、汁でかぶれないように袋の中で花びらをつぶすといいでしょう。

準備物
  • 白い紙
  • 重曹
  • ブドウジュース、または、赤い花の汁
  • 筆(太さがバラバラのもの)
  • どんな花の汁が使えるかな。
  • 一度浮き上がった絵の上から、クエン酸を溶かした水をつけた筆でなぞると、さらに色が変わって面白いよ。観察してみよう。
子どもに投げかける質問
  • 何色から何色にかわったかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 重曹水やブドウジュースを何度も重ねて塗ろうとする。
  • 塗る順番を逆にするとどうなる?

アントシアニンという色素が入っているブドウジュースや赤い花の汁は、重曹の成分で青っぽい色に変わるという性質があります。ですので、重曹がついているところといないところでは、汁の色が変わって、描いた絵が浮かび上がるのです。

実際に社会で使用されているもの

「マロウブルー」というお茶があるよ。このお茶はいれてすぐは青いけど、レモン汁を入れるとピンク色になり、色の変化を楽しむことができるよ。