アクティビティリスト
屋外で、自然の植物の色をさがし、その植物で、作品を作るというアートのアクティビティです。
自然の秋の色は様々な色があります。日本独自の色が描かれているワークシートを参考にしながら、屋外の植物を探しどんぐりや葉を集めます。色の種類の多さに触れたり、植物を学ぶアクティビティです。
- 秋になり、気温が下がることで、秋の自然にはどんな変化があり、どんな色があるかを紹介し、説明します
- 秋の自然にはさまざまな色があることを子どもたちに考えて、話してもらいます
- 次に、ワークシートを見せて「この中にある色を探しに行こう!」と、色を見つけるワクワク感を高め、屋外へ出発します
- 秋の植物や葉っぱ、枝、花などを観察し、ワークシートにある色に合う植物を見つけます
- 戻った後、見つけた植物をセロハンテープやボンドなどを使用して、ワークシートに貼りつけて記録します
- 貼りにくい細い枝や、小さな花、どんぐりなどは透明のナイロンパックなどを活用してください
- 見つけた植物がどんな種類か、触った感じやにおいなども一緒に観察します
- 集めたものや、創った作品を発表し合います
注意事項
●屋外でのアクティビティです●科学的な知識を補うために、植物図鑑や絵本が参考にあればより深い学びになるでしょう●ワークシートを準備しましょう
準備物
- ワークシート
- ナイロンパック
- セロハンテープ
- 描くもの(ペン、クレヨン、色鉛筆など)
- ハサミ
- 秋色の画用紙、飾り用のシール(あれば)
- 両面テープ、ボンド(あれば)
- 集めた葉っぱの枚数を競うゲームや、珍しい色を探すなどさまざまな楽しみ方を考える
- 色の違いや形の組み合わせを楽しみ、オリジナルのアート作品をつくる
- 集めた植物や葉っぱを使って、自由にコラージュ作品をつくる
- 葉っぱを切り貼りし、動物や別のものをつくってみる
子どもに投げかける質問
- どんな色の秋の葉っぱを見つけられたかな?
- ワークシートの様々な色を見せながら)この中にある色を探しに行こう!
- 他にもこの色に似たものがあるかな?
- この植物は柔らかい?それとも固い?
- いくつ集められたかな?
- この赤い葉っぱと黄色い葉っぱ、どっちが多いかな?
- どうして葉っぱの色が変わったのかな?
子どもの予測される行動・質問
緑や茶色と一言で言っても、自然界の中にはもっと多くの様々な色が存在します。このアクティビティは、秋の自然に触れながら色の多様性や自然の仕組みを楽しく学べる時間になります。
気温によって、植物の生育や状態が変わることを学びましょう。
実際に社会で使用されているもの
秋に見られる鮮やかな赤や黄色の葉っぱ、落ち葉の茶色などは、服や部屋などの様々なデザインにも使われています。自然の色は、私たちの身の回りのものにたくさん取り入れられており、その一つが植物の色を使っての染物です。自然の色を大切に使った服や布、環境に優しい染料が注目されています。
さらに、秋になると葉っぱの色が変わるのは、気温や天気の影響を受けていることを学べます。このような自然の変化を観察することは、環境について考えるきっかけにもなります。
【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數哲久氏】