アクティビティリスト
自分だけの音を作ろう
筒状に丸めた紙や紙コップの中に様々なものを入れて、傾けたり振ることで、音を作り出します。音を鳴らして、各自の楽器の中の中身を当てるアクティビティです。
楽器を作る前に、カップの中に入れる材料をみんなでみたり、触ったり、音の想像をしてみましょう。
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事前準備:カレンダーなどの厚紙で細長い紙を切り出しておきます(15×40センチ程度)
- 中に入れる材料を児童たちと確認します。
- 細長い紙の白い面が外側になるように1〜2cm程のどんぐりや鈴をランダムにはりつけ、 筒状に丸めて輪ゴムやテープなどでとめ、片端をテープでしっかり留めます。
- 各自、それぞれの筒の中に好きな材料を入れます。
- 材料を入れたら、筒の端を2回ほど折り閉じます。(中身を変更したり追加したりするので、片方はテープ留めをしていません)
- それぞれの完成した筒状の楽器を耳元で傾けて、どんな音がするのか聞きます。
- お互いに鳴らし合いっこをして、楽器の中身が何かを当てます。
注意事項
●小さな材料の誤飲に注意してください。●勢いよく振ると中身が飛び出す場合があります。
準備物
- 細長い紙(カレンダーなどの少し厚紙 15×40センチ程度)
- ハサミ
- 厚みのある両面テープ
- 1〜2cm程の大きさのどんぐりや鈴など
- マスキングテープまたはセロハンテープ
- 中に入れる材料 (乾燥した豆や米、貝殻、プラスチックビーズなど)
- 輪ゴム
- 紙コップ (あれば)
- 友達同士で交換して、中身を当ててみる
- 音楽や歌に合わせて演奏してみる
- カップの中身を複数種類を入れて、中身がわかるかクイズにしてみる
- テーマを決めて、その音を創り出してみる
- 作った楽器の外側に絵を描いてみる
- 紙コップ編:厚紙が不足したり、年少児童が作る場合は、紙コップなどでも代用できる
- 年少児童の活動:紙コップで作ってみる。カップに絵を描いてみる。準備したカップの中身をそれぞれ描いてみる。
子どもに投げかける質問
- これは、どんな音がすると思う?
- これは、何が入っている音だろう?
- 傾ける速さによって音の違いはあるかな?
子どもの予測される行動・質問
- 振りすぎてつなぎ目のテープ箇所を壊してしまう
- 勢いよく振って、中身が飛び出してくる
カップ内に材料を入れて振ると、小さな物の振動から大きな音(空気の振動)をつくります。ものにはそれぞれの音色があります。いろんなものがぶつかり合ってそれぞれの音色を出し、紙を伝って聞こえてきます。
実際に社会で使用されているもの
マラカスなどの楽器も同じ原理です。世界の他の地域にある似た楽器を探してみましょう。
【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數哲久氏】