SPARK!

アクティビティリスト

所要時間

20~ 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 実験的思考
  • 巧緻性
  • 観察力

難易度

マジックフラワー
マジックフラワー

新聞紙や広告などの紙から形を切り抜き、そこに水を染み込ませて紙の性質を学ぶアクティビティです。水を染み込ませるとどのように変化するか観察します。様々な形を作成し、変化を予想や観察し、子どもたちの創造力を刺激しましょう。

    事前準備:かたちシートをダウンロードしたり、シートから見本となる形を切り出しておいてください。
  1. 花形のパンチでチラシからはなびら形を型抜きます。
  2. はなびら部分を内側に折り込みます。
  3. 下敷きやプラスチック皿の上に、スポイトを使って水滴を1滴落とします。
  4. 指先で折りたたんだ花をゆっくり水滴に近づけていき、花が水滴に触れるようにします。
  5. 水滴に触れると花が動き出し、花びらが開いていく様子を観察します。
注意事項

● スポイトと水を使用しますので、濡れても良い服装で取り組みましょう。●ハサミを使う際には、けがをしないように注意しましょう。

準備物
  • 新聞紙(またはカラフルで薄いチラシ)
  • 花形のパンチ
  • スポイト
  • 小さな容器
  • 下敷きやプラスチック皿(水をこぼしても良いもの)
  • ハサミ
  • 鉛筆や色鉛筆、ペンなど
  • 半紙、折り紙、トレーシングペーパーなど
  • DLできるワークシート
  • 紙の種類や厚さ、大きさを変えて、花の開き方の違いを比べてみる
  • 水の量を変えてみる
  • 様々な花の形や花以外の形も紙から切り取って、それぞれの水に対する反応を観察してみる
  • 紙の内面にメッセージを書いてみる
子どもに投げかける質問
  • 花の形や大きさを変えたら、どのように反応するかな?
  • 水滴の量を変えると、花の動きはどう変わるかな?
  • 他の紙(折り紙、トレーシングペーパーなど)で試すと、どうなると思う?何が違うかな?
  • なぜ水が花に触れると、花びらが開くのか考えてみよう
  • 花以外の形は、どんな形が面白いだろう?
  • 折り畳み方を変えたら、開き方は変わるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • どうしてひらくの?
  • どうして、水の上に引っ張られるの?

紙の繊維は水に濡れると、太く短くなる性質があり、しかも、分子間の結びつきが弱くなることで、変形しやすくなります。
折り目を維持する力が無くなった紙の繊維は、自らの短くなろうとする力に耐え切れず、折り目が解消されてまっすぐになるのです。今回のアクティビティでは、このまっすぐになる性質によって、花びらが咲くように広がるように見えます。

実際に社会で使用されているもの

このアクティビティでは、水が染み込むと繊維がまっすぐになる性質を学びます。身近なものですと、アイロンがけについても同じです。スチームアイロンは水が繊維の間にしみこんで生地が広がり、熱で水を飛ばし、形を整えます。一方で、ノンアイロンの繊維は水に濡れていても弱く、特殊な加工がしてあるので、水に濡れてもしわ(折り目)になりにくいようになっています。

【監修協力:山形大学理学部理学科化学分野教授  栗山恭直氏】

アクティビティリスト

所要時間

30~ 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • お話作り
  • ペープサート
  • 光と影の理解
  • 創造性

難易度

影絵の魔法
影絵の魔法

ものに光を当てると影ができます。その影はどこからどうやってできるのか観察し、影を使って遊ぶアクティビティです。光を利用して遊ぶ製作にもチャレンジし、自分で作ったもので幻想的な雰囲気を楽しみながら、光や影を使った世界を楽しみましょう。

    事前準備:かたちシートをダウンロードしたり、シートから見本となる影絵カードを切り出してください。

  1. 紙の中央に光が当たるように照明を当てます。紙と光の間に物を置いて、正体をあてます。
  2. 部屋を暗くして懐中電灯を壁に向けます。身の回りのものや手を使用し、壁に影ができることを見せます。 (いろんな面で見え方が変わることを説明し、壁に映し出されるモノを問いかけます)
  3. 子どもたちが身の回りで用意したものをお互いに見せたり当てたりします。
  4. 次に、子どもたちが割り箸や画用紙などで自分の好きな形を用意します。
  5. 作成したものを光の前で動かし、スクリーンに影を映し出します。
  6. 子どもたちに影で物語を作ってもらいます。
注意事項

●明るい光を直接見ないように注意してください。●ハサミの取り扱い注意しましょう。●トレーシングペーパーを吊り下げる台などを事前に作っておいてください。

準備物
  • トレーシングペーパーもしくは障子紙 
  • トレーシングペーパーを吊り下げる台 (空箱とシート、テープで作成)
  • 懐中電灯
  • 画用紙や厚紙
  • ハサミ
  • カラーセロハン
  • 透明なシートやフィルム
  • 割り箸
  • セロハンテープ
  • ブロックなどの立体的なおもちゃ
  • DLできるワークシート
  • 異なる距離や角度から光を当てて、影の形や大きさを変えてみる
  • 反転する数字やひらがなを投影して、表裏の見え方の違いをみる
  • 背景や登場人物などを用意してお話を作ってみる
  • カラーセロハンなどを投影して色を映してみる
  • 部屋を明るくした時に、影ができる仕組みを説明する
  • 年少児童の活動:形を切り抜いた紙にカラーセロハンを貼り、カラフルな影絵カードを作る工程に参加してみる。
子どもに投げかける質問
  • どうして影ができるの?
  • 影を動かすとどうなる?
  • 光に物を近づけると大きく見えるね
  • 向きによって形が変わる物はどんなものがあるかな?
  • 立体は面によって見え方が違うね
子どもの予測される行動・質問
  • 物を懐中電灯に近づけるとどうなるの?
  • どうして数字や文字が逆に見えるの?

光はまっすぐに進むので、光源(光を発するもの)の前に物体を置くと、光はそれ以上先に進めなくなります。その為、物体の後ろ側におかれたスクリーンには、光が当たらない部分が出来、影となります。

実際に社会で使用されているもの

国際宇宙ステーションから撮った写真です。今回のアクティビティのように太陽(光源)の前に雲があるところには、太陽の光がそれ以上先に進めなくなる為、雲の下に影ができています。

アクティビティリスト

所要時間

20~ 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 創造力
  • 巧緻性
  • 想像力
  • 物質の変化の理解

難易度

キラキラ宇宙スライム
キラキラ宇宙スライム

感触遊びの中では特に人気のあるスライムを作るアクティビティです。そのやわらかくドロドロした不思議な感触に子供たちの興味を惹くでしょう。スライム状に物質が変化して行く工程を観察します。指先を使って、さまざまな形を作ったりその感触を楽しみましょう。

    事前準備:ホウ砂水溶液は先に先生が作っておき、子どもたちがホウ砂に触れる機会を極力減らしても良いかもしれません。
  1. 容器に水100mlと洗濯のり100mlを入れて混ぜます。
  2. よく混ざったら、食品着色料を適量入れて、色が均一になるように混ぜて、好きな色を付けます。
  3. さらに、キラキラ粉を加えて混ぜます。
  4. もう一つの容器にホウ砂5gと水50mlを入れてよく混ぜ溶かし、ホウ砂水溶液を作ります。
  5. ホウ砂水溶液を色をつけた容器に少しずつ加えながら混ぜ合わせます。全体が固まってきたら完成です。
注意事項

●スライムの材料は食べられないので、口に入れないように注意しましょう。 ●ホウ砂が目や口、傷口に入らないように注意しましょう。 ●スライムは服や髪、カーペットなどにもひっつきますので、作る際や遊ぶ際は場所を決めておきましょう。 ●ホウ砂を触った手で目や口元をこすらないこと、遊び終わったら必ず手を洗う事を子どもたちに伝えましょう。 ●ホウ砂水溶液は先に先生が作っておき、子どもたちがホウ砂に触れる機会を極力減らしても良いかもしれません。 ●汚れても良い服で行いましょう。

準備物
  • 異なる色やキラキラ粉の量を変えて、様々な宇宙スライムを作ってみる
  • 砂鉄、蛍光塗料、食紅などを混ぜてみる
  • <応用編スーパーボウルの作り方>
  • 1.容器にスライムを入れて食塩をかける
  • 2.少し置くと水分が出てくるので、水分を捨てる
  • 3.この手順を水分が出てこなくなるまで繰り返し、固まってきたら手でこねて丸める。
  • 年少児童の活動:混ぜる作業工程で、手先の動きや物質の変化を楽しむことが期待される。色をつけることで、視覚的な変化を楽しむ
  • 年中児童の活動:キラキラ粉を加えることで、スライムに新たな要素が加わり、触覚的な感覚を楽しむ。 ホウ砂水を作る工程では、物質の変化や混ざり具合を理解する手助けとなる
  • 年長児童の活動:ホウ砂水を徐々にスライムに加える工程で、全体がどのように変化するかを理解することが期待される。完成したスライムの触感や色、アイデアを共有することで、コミュニケーションと協力、また感性を向上させる
子どもに投げかける質問
  • 混ぜていくと、スライムがどのように変化するかな?
  • どんな色のスライムが作りたい?
  • キラキラ粉を入れるとどうなる?
  • 柔らかいスライムや硬いスライムが作れるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 食べそうになる
  • 髪の毛や服に、スライムが付いてしまう

スライムを作るためには、PVA(ポリビニルアルコール)入りの洗濯のりとホウ砂を混ぜ合わせます。これらの材料が混ざることで、それぞれがむすびつき鎖のような役割を果たします。具体的には、PVAは高分子と呼ばれ、何万個もの分子がつながっています。一方、ホウ砂はこれらの高分子同士を結びつけ、その間に水が入る隙間を作ります。この隙間に水が入り込むことで、なんとも言えない触感の物体、つまりスライムができあがります。つまり、PVAとホウ砂が組み合わさることで、水と一緒に形を変えるスライムができます。

実際に社会で使用されているもの

今回のアクティビティで作ったスライムを、ジッパーのふくろに入れて冷凍庫で凍らせると保冷剤になります。スライムはゲル(固体と液体の中間の物質形態)と呼ばれています。コンニャクは固いゲルです。

【監修協力:山形大学理学部理学科化学分野教授  栗山恭直氏】

アクティビティリスト

所要時間

20~ 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 創造性
  • 巧緻性
  • 観察力

難易度

モザイク独楽で遊ぼう
モザイク独楽で遊ぼう

対象物であるコマが速く回転することで、色が混ざってみえたり、同心円状にあることで点が線のようにつながって見えるようになります。コマの回転を生かして、新しく見える色を作ったり、自分だけのコマをデザインしてみましょう。

    事前準備:かたちシートをダウンロードしたり、シートを切り出しておいてください。
  1. CDの穴を挟むように、ビー玉とクッションシート(できるだけ中心の位置)をくっつけます。
  2. クッションシート1枚で持ちにくい場合は、シートを2枚重ねてみてください。
  3. CDにランダムに好きなカラーシールを貼って、独楽のように回します。
  4. 次に、デザインシートをCDにかぶせて回します。
注意事項

ビー玉の誤飲に気をつけてください

準備物
  • ビー玉(一般的なサイズ直径1.5cm)
  • サイズの違うビー玉
  • クッションシール
  • カラーシール
  • 使用済みCDもしくはDVD
  • 油性のカラーペン
  • DLできるワークシート
  • CDに絵を描いてみる
  • 色々な形のシールを貼ってみる
  • カラーシールを貼る位置や数を変えてみる
  • ビー玉のサイズを変えてみる
子どもに投げかける質問
  • どんなふうに見えると思う?
  • 紫色やオレンジ色を作ることはできるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • コマがうまく回せない

人間の視覚には様々な限界があり、対象物が速く動きすぎると、細かい識別ができなくなることもその一つです。
コマが速く回転している為、回転方向に隣同士の色が混ざってみえたり、点が繋がることで線に見えたりします。

今回のアクティビティでは、同心円状にあることで点が線のようにつながって見えるようになります。青と赤のような異なる色を組み合わせてみると、色が混ざって紫のような新しい色が見えるようになります。

実際に社会で使用されているもの

今回のアクティビティのように対象物が混ざって見えるのは、必ずしも速く動いている場合だけではありません。対象物がとても小さくなると、隣同士のものが混ざって見えます。プリンターやテレビ等は、とても小さな赤、緑、青(光の三原色)の点を並べることで多様な色を再現しています。

アクティビティリスト

所要時間

30~ 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 創造力
  • 協調性
  • 想像力

難易度

自分だけの音を作ろう
自分だけの音を作ろう

筒状に丸めた紙や紙コップの中に様々なものを入れて、傾けたり振ることで、音を作り出します。音を鳴らして、各自の楽器の中の中身を当てるアクティビティです。
楽器を作る前に、カップの中に入れる材料をみんなでみたり、触ったり、音の想像をしてみましょう。

    事前準備:カレンダーなどの厚紙で細長い紙を切り出しておきます(15×40センチ程度)
  1. 中に入れる材料を児童たちと確認します。
  2. 細長い紙の白い面が外側になるように1〜2cm程のどんぐりや鈴をランダムにはりつけ、 筒状に丸めて輪ゴムやテープなどでとめ、片端をテープでしっかり留めます。
  3. 各自、それぞれの筒の中に好きな材料を入れます。
  4. 材料を入れたら、筒の端を2回ほど折り閉じます。(中身を変更したり追加したりするので、片方はテープ留めをしていません)
  5. それぞれの完成した筒状の楽器を耳元で傾けて、どんな音がするのか聞きます。
  6. お互いに鳴らし合いっこをして、楽器の中身が何かを当てます。
注意事項

●小さな材料の誤飲に注意してください。●勢いよく振ると中身が飛び出す場合があります。

準備物
  • 細長い紙(カレンダーなどの少し厚紙 15×40センチ程度)
  • ハサミ
  • 厚みのある両面テープ
  • 1〜2cm程の大きさのどんぐりやなど
  • マスキングテープまたはセロハンテープ
  • 中に入れる材料 (乾燥した豆や米、貝殻、プラスチックビーズなど)
  • 輪ゴム
  • 紙コップ (あれば)
  • 友達同士で交換して、中身を当ててみる
  • 音楽や歌に合わせて演奏してみる
  • カップの中身を複数種類を入れて、中身がわかるかクイズにしてみる
  • テーマを決めて、その音を創り出してみる
  • 作った楽器の外側に絵を描いてみる
  • 紙コップ編:厚紙が不足したり、年少児童が作る場合は、紙コップなどでも代用できる
  • 年少児童の活動:紙コップで作ってみる。カップに絵を描いてみる。準備したカップの中身をそれぞれ描いてみる。
子どもに投げかける質問
  • これは、どんな音がすると思う?
  • これは、何が入っている音だろう?
  • 傾ける速さによって音の違いはあるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 振りすぎてつなぎ目のテープ箇所を壊してしまう
  • 勢いよく振って、中身が飛び出してくる

カップ内に材料を入れて振ると、小さな物の振動から大きな音(空気の振動)をつくります。ものにはそれぞれの音色があります。いろんなものがぶつかり合ってそれぞれの音色を出し、紙を伝って聞こえてきます。

実際に社会で使用されているもの

マラカスなどの楽器も同じ原理です。世界の他の地域にある似た楽器を探してみましょう。

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

30~ 分 〜

カテゴリー

  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造力
  • 幾何学図形の理解
  • 空間認識能力

難易度

回転させてオリジナル模様を作ろう!
回転させてオリジナル模様を作ろう!

1点を中心に180度回転させても元の図形と回転させた図形がぴったり重なる図形を点対称図形と言います。アルファベットの形を通して、見る角度を変えても同じように見える形があることを知りましょう。そして、花や葉っぱなど身近にあるものなどから点対称図形を探し、自分でも新しい模様を作ってみましょう。

    事前準備:アルファベットシートを必要枚数ダウンロードしておいてください。
  1. アルファベットシートの中から、逆さにしても同じ文字を探します。
  2. 7つのアルファベットを横向きに見ます。どのような形に見えるか話し合います。シートから、切り出しても良いです。
  3. 7つのアルファベットを横向きや逆さなど回転させます。「X」はどの向きでも「X」に見えることを話し合います。
  4. 身の回りで、回転させても同じ形に見えるものを教室内で探します。(手裏剣の形、雪の結晶の形、花の形など)
  5. 厚紙や画用紙などに好きな形を描きます。
  6. ハサミで切り抜き、プッシュピンを使って、紙の中央に切り出した図形を固定します。
  7. 図形の外枠をなぞり書きします。
  8. 同じ図形を回転させて、先ほどとは違う位置でなぞり書きをしたりします。
  9. 図形が描けたら、好きなように色をつけて形を飾ります。
注意事項

小さな材料の誤飲や、鋭利なものに注意しましょう。

準備物
  • 桜の花、四つ葉のクローバー、雪の結晶の形を作るには、どんな図形を描き、切り抜いたらよいか考えてみる
  • 1つの作品を描くのに、いくつかの図形を重ねて描いてみる
  • 異なる形の図形を作成し、対称性の違いを観察してみる
  • 図形を組み合わせて新しいパターンを作ってみる
  • 教室の外に桜の花、葉っぱ、四つ葉のクローバーなどを探検しに行ってみましょう!見つけたものを並べてみて、画用紙に貼ったりしてみよう。上から見ても、下から見ても同じ形だと気づくことができる
子どもに投げかける質問
  • 三角形がたくさん並ぶとどんな形になるかな?
  • 回転させても変わらない物は他に何があると思う?
  • 自分で考えた図形を組み合わせて、何か新しい形を作ってみよう。どんな形ができると思う?
子どもの予測される行動・質問
  • プッシュピンの先で怪我をしてしまう

よく知られている対称図形には線対称があります、これは、「鏡になっている」とか「2つ折りにすると重なる」図形です。一方、今回扱うのは点対称図形や回転対称性のある図形で、必ずしも2つ折りにしても重ならないものもあります。「S」の形は点対称図形ですが、2つ折りにしても重なりません。これらの関係は下記のベン図に整理できます。梅の花は、線対称図形ですが、ひっくり返すと違う形になるので、点対称図形とは言いませんが、回転対称性があると言います。

実際に社会で使用されているもの

手裏剣、扇風機、風車など回転するもので、回転対称性があるものを探すことができそうです。トモエソウという花の花びらも、同じようにカーブしていて美しいです。

【監修協力: 昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數 哲久氏】