SPARK!

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 創造力
  • 観察力

難易度

メビウスの輪
メビウスの輪

メビウスの輪を使ったアクティビティで、紙をひねって輪にすることで不思議な体験ができます。メビウスの輪は通常の輪と異なり、ひと続きの面を持ち、切り方によって驚くべき結果が生まれます。このアクティビティを通じて、幾何学の不思議を体験しながら、論理的思考や創造力を育みましょう。

  1. シート①を1回ひねり、のりしろ同士を貼りつけて輪にします。 クマの絵からスタートして、足跡にそって指でたどってみましょう。女の子と出会えるでしょうか。
  2. シート②を1回ひねり、のりしろ同士を貼りつけて輪にします。 赤の線にそってハサミを入れ、半分に切るとどうなるでしょうか。
  3. シート③を2回ひねり、のりしろ同士を貼りつけて輪にします。 同じように赤の線にそって半分に切ると、今度はどうなるでしょうか。
  4. シート④を1回ひねり、のりしろ同士を貼りつけて輪にします。 赤の線にそって3等分に切りはなすと、どうなるでしょうか。
  5. シート⑤とシート⑥をのり❸で十字に貼りあわせます。シート⑤を図のように、1回ひねってのり❶で貼ります。次に、シート⑥を図のようにひねってのり❷で貼ります。
  6. 工程5の2つのメビウスの輪は、ひねりの向きが逆になっています。赤の線で2つとも半分に切ってみましょう。つながったハートがあらわれたら成功です!
注意事項

●ハサミの使用には十分注意しましょう。 ●常時、ハサミを使用するアクティビティです。

準備物
  • ワークシート(動画内の見本とはデザインが異なります)
  • ハサミ
  • のり
  • 切り離した輪を、さらに半分に切ってみましょう。何が起きるかな?
  • もっと長いシートを作って、3回ひねり、4回ひねり、5回ひねり・・・、それぞれ半分に切ってみたらどうなるかな?
  • ひねっていない輪を2つ十字につなげて半分に切るとどうなるかな?
子どもに投げかける質問
  • もっとひねったらどうなるだろう?
  • もっと切ったらどうなるだろう?
  • どうやってつながっていると思う?
子どもの予測される行動・質問
  • ハサミで怪我をしてしまう

紙の帯を1回ひねって作った輪は、ドイツのアウグスト・メビウスという数学者が1865年に論文中に記したことから、「メビウスの輪」と呼ばれています。

2つに切り離した時の結果に、子どもたちは驚くことでしょう。では、帯をもっとひねったら?もっと切ったら?「もっと」という心が動き出した時こそ、探究心が育つチャンスです。

実際に社会で使用されているもの

メビウスの輪には、裏表がありません。表だと思う場所をたどるとやがて裏になり、また表に戻ってしまうのです。この性質を利用すれば帯の裏表両面を有効に使えるということで、カセットテープやプリンタのインクリボンなどに応用されていました。リサイクルのシンボルマークのデザインにも使われています。
私たちの生活の中にも使用されているデザインがあるかもしれません。
ぜひ、探してみましょう。

【監修協力:横山明日希氏 ※かんたんワクワクおうちSTEAM監修】 

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 技術 - Technology -
  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • バランスの概念
  • 数字の基礎知識
  • 発想力
  • 観察力
  • 論理的思考

難易度

天秤でバランス探し
天秤でバランス探し

はりがねと粘土を使って天秤を作り、バランスを探るアクティビティです。まずは同じ重さのおもりでバランスを試します。次に片方のおもりを重くして、どうすればつりあうかを考えます。様々な形やバランスを試行錯誤しながら楽しんでチャレンジしてみましょう。

  1. はりがねと粘土を各自に配ります(見本を見せながら「これと同じものを作って見よう」と声をかけます)
  2. まずは同じくらいの重さのおもりで試してどうしたらバランスを取れるか試してみます
  3. 次に片方のおもりを重くしてみます
  4. 左右のバランスを取るにはどうするのが良いか考えてみます
  5. はりがねで作った支点(輪)の位置を変えたり、全体の形を変えたりして、芸術的な観点で作品作りを楽しみましょう
注意事項

●針金の取り扱いに注意しましょう

準備物
  • アルミハリガネ (アルミ自在ワイヤー2,0mm)
  • 粘土(固まりにくい粘土)
  • ・ペットボトル (重しとなる水を入れたもの)
  • 追加する粘土を全て同量の大きさにして準備し、針金に追加していくことで、いくつの粘土を足したなど数字と量を結びつけて考えてみる
子どもに投げかける質問
  • どっちが重いかな?
  • つりあわせるにはどうしたらいいかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 針金で怪我をしてしまう
  • XXXXXXX

てんびんを使うことで、重さの概念を理解し、数の比較も学べます。
天秤のようなバランスを保つモノを作りながら遊ぶことで、数の大小や重さについて学べます。重いと下がる、軽いと上に上がるという因果関係を理解することもできます。
支点からおもりまでの距離を変えると、傾かせようとするはたらきが変わることについては、感覚的理解にとどめておくとよいでしょう。

実際に社会で使用されているもの

バランスをとる遊びであるシーソーは、天秤です。
また、洗濯物を干す時に、バランスを考えて洗濯物をぶら下げます。

【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授  白數哲久氏】

アクティビティリスト

所要時間

20~ 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 創造性
  • 巧緻性
  • 観察力

難易度

モザイク独楽で遊ぼう
モザイク独楽で遊ぼう

対象物であるコマが速く回転することで、色が混ざってみえたり、同心円状にあることで点が線のようにつながって見えるようになります。コマの回転を生かして、新しく見える色を作ったり、自分だけのコマをデザインしてみましょう。

    事前準備:かたちシートをダウンロードしたり、シートを切り出しておいてください。
  1. CDの穴を挟むように、ビー玉とクッションシート(できるだけ中心の位置)をくっつけます。
  2. クッションシート1枚で持ちにくい場合は、シートを2枚重ねてみてください。
  3. CDにランダムに好きなカラーシールを貼って、独楽のように回します。
  4. 次に、デザインシートをCDにかぶせて回します。
注意事項

ビー玉の誤飲に気をつけてください

準備物
  • ビー玉(一般的なサイズ直径1.5cm)
  • サイズの違うビー玉
  • クッションシール
  • カラーシール
  • 使用済みCDもしくはDVD
  • 油性のカラーペン
  • DLできるワークシート
  • CDに絵を描いてみる
  • 色々な形のシールを貼ってみる
  • カラーシールを貼る位置や数を変えてみる
  • ビー玉のサイズを変えてみる
子どもに投げかける質問
  • どんなふうに見えると思う?
  • 紫色やオレンジ色を作ることはできるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • コマがうまく回せない

人間の視覚には様々な限界があり、対象物が速く動きすぎると、細かい識別ができなくなることもその一つです。
コマが速く回転している為、回転方向に隣同士の色が混ざってみえたり、点が繋がることで線に見えたりします。

今回のアクティビティでは、同心円状にあることで点が線のようにつながって見えるようになります。青と赤のような異なる色を組み合わせてみると、色が混ざって紫のような新しい色が見えるようになります。

実際に社会で使用されているもの

今回のアクティビティのように対象物が混ざって見えるのは、必ずしも速く動いている場合だけではありません。対象物がとても小さくなると、隣同士のものが混ざって見えます。プリンターやテレビ等は、とても小さな赤、緑、青(光の三原色)の点を並べることで多様な色を再現しています。

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 創造性
  • 巧緻性
  • 空間認識能力
  • 色彩感覚

難易度

線対称図形であそぼう!
線対称図形であそぼう!

多くの建築物や絵画、服飾や車両、多くの製品デザインなど幅広い芸術の分野においてもよく線対称が見られます。このアクティビティでは、二つ折りにした紙から線対称図形ができることを知り、様々な図形を作ってみましょう。

    事前準備:図形の紙を隠しやすいように、危険なものを片付けたり入ってはいけない場所には囲いを設けてください。
  1. 二つ折りにした画用紙の折り目から、かまぼこみたいな形を切り取ります。
  2. 切り取った形や折り目を広げた形を観察します。
  3. 同様に、二つ折りにした画用紙の折り目から三角形を切り取り、切り取った形や広げた形を観察します。
  4. 様々な形を作って見せ合います。
  5. ハートの形を子どもたちに見せます。子どもたちにどうしたらハートの形を切り取ることができるかやってもらいます。
  6. 子どもたちは、切り取った図形を部屋中に隠します。切り取られた外側は、模造紙やホワイトボードに貼ります。
  7. 先生がダミーの図形も数点、準備して隠します。全ての図形を隠せたら、図形探しの開始です!
  8. 子どもたちは、見つけた図形と紙を比べながらパズルのように組み合わせます。
注意事項

ハサミの取り扱いに注意してください。

準備物
  • 様々な色の画用紙
  • ハサミ
  • セロハンテープまたはマキシングテープ
  • 模造紙またはホワイトボード(マスキングテープが貼れるなら壁でもOK)
  • DLできるワークシート
  • ハートだけでなく、様々な線対称図形の作成にチャレンジする(星、花、円、手裏剣など)
  • 制限時間を設けて、全ての図形を見つけられるかチャレンジする。
  • 紙を折る回数を増やして、切ってみる。
  • 園やお家、おもちゃや服など、身近なもので線対称のものを考えてみる。
  • お互いにできあがった図形を共有し合って、アイデアや工夫を発表しあってみる。
  • 年少児童の活動:色や形の名称に触れることで、覚えるきっかけになる。また、図形探し・答え合わせのパズルの要素に参加する。
  • 年長児童の活動:集めた図形を見たり数えることで、算数の要素(図形、数字)を認識できる。線対称図形の認識ができる。
  • 「かたちシート」を使って、かたちの名前を言ったり描いたり、折り紙や画用紙などでかたちを作って、パズルのようにシートと照らし合わせたりしてご使用ください。
子どもに投げかける質問
  • かまぼこみたいな形を開くとどんな形になるだろう?
  • みんなのハートはどんな形かな?
  • こんな形を作るには、どんな風に切ったらいいかな?
  • 2回(もしくは3回)折って切ったら、どんな形ができるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 探しに行って、違うものを見つけて集中できない
  • ハサミをうまく使えない

線対称の形状や模様が生まれる背後には、物理法則や生物学的要因など複数の要素が関与しています。

具体的には、物理的なシステムではエネルギーの均等な分布が求められ、その結果として安定性が増します。動物や植物においても、左右対称の構造は進化の過程で生物の安定性や機能の最適化に寄与しています。人間や動物が美的に対称性を好むこともあり、建築やデザイン、芸術においても線対称性が重要視されています。

最後に、物体や構造が特定の機能を果たす際には、線対称性がその効率的な発揮に寄与することがあります。これらの要因が相まって、私たちのまわりの自然や人工のものに線対称の形状や模様が見られるのです。

実際に社会で使用されているもの

多くの建築物や絵画、服飾や車両、多くの製品デザインなど幅広い芸術の分野においてもよく線対称が見られる。

対称性は美的な要素として重要視され、対称的な構図はバランスを取りやすく、機能的な要素も踏まえながら、視覚的に魅力的に映ります。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 立体的な想像力
  • 色彩感覚
  • 観察力

難易度

ラバランプで遊ぼう
ラバランプで遊ぼう

ラバランプ作りは、酢と油が混ざらない性質と、酢と重曹で起こる泡の反応を使います。この反応でできた泡が上にブクブクと発生する様子を楽しみながら、性質について学んでいきましょう。

    事前準備:液体を使うアクティビティですので、最初から大きなバットなどの中で実施しても良いでしょう。
  1. 片方の容器の約1/4まで酢を入れます。
  2. 酢に食紅を入れて、色付きの酢を作ります。
  3. もう一つの容器の約1/3まで食用油を入れます。
  4. 食用油が入った容器に、色付きの酢をゆっくり入れます。(お子様の年齢によってはスポイトをご使用ください)酢と食用油はどうなるか観察しましょう。
  5. 反応が落ち着いたら、小さじ1程度の重曹を入れます。
  6. その後、酢や重曹を足し観察します。
注意事項

●食用油、酢、重曹の取り扱いに注意してください。 ●濡れたり、汚れても良い服装で取り組みましょう。 ●蓋がある容器は蓋を開けて使用してください。蓋を閉めると、破裂することがあります。

準備物
  • 食用油
  • 重曹
  • 食紅
  • 透明な容器2個
  • スポイト
  • 大きめのバット(あれば)
  • 新聞紙、牛乳パック、雑巾(片付け用)
  • 酢の代わりに水を使ってみる。
  • 酢の代わりに水を入れ、さらに、小さく砕いた発砲入浴剤をいれてみる。
  • クエン酸の粉を入れてみる。
  • 容器の下に携帯電話のライトを当ててみる。
  • 年少児童の活動: 酢と食紅を使って色あざやかな酢を作る様子を見せることで、色の変化を楽しむでしょう。また、液体を容器に注ぐことで、手先の動きやコントロールを促すでしょう。
子どもに投げかける質問
  • 泡はどんな風に動いているかな?
  • 食用油と酢はどちらが下にあるかな?
  • 重曹や酢を追加で入れてみると、どんな風に変わるかな?
  • 泡ができるとき、どんな音がするかな?
  • 色の玉はどうやってできたのかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 液体をこぼしてしまう
  • どうして、泡がぶくぶくなるの?

酢と食用油が混ざらないのは、性質の違いによります。水性、油性など日常的によく聞くことがありますね。

次に、酢が食用油の下に沈むのは酢が食用油より重いからです。酢と重曹が反応してできた二酸化炭素は、色のついた酢をまとった泡になって食用油の中をのぼっていきます。上まで行くと泡がはじけ、色がついた酢は食用油の表面にとどまります。これがだんだん集まって重くなると、色の玉になって落ちていくのです。

実際に社会で使用されているもの

セパレートタイプのドレッシングは酢と食用油でできています。振ってもしばらくすると分離します。
水と油がまざらないのも、酢と食用油と同じです。

昔は傘や合羽(昔のレインコート)を、紙に油をしみこませた油紙で作りました。鳥や哺乳類などは、雨にぬれても体の表面まで水がしみこまないように、体から出る油などをまとっています。水鳥は、羽の表面にていねいに油分をぬることと、羽の間に空気を含むことで、水に浮いていられます。ところが、水面に油が流れ出すと、油は水面に広がり、水鳥の羽と羽の間に入り込み、空気を追い出すので鳥は浮いていられなくなります。

アクティビティリスト

所要時間

20~ 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 数学 - Mathematics -
  • 科学 - Science -

身につくスキル

  • 創造性
  • 巧緻性
  • 感覚の発達
  • 音の伝わり方の理解

難易度

音の秘密を探ろう 〜いろんな音を響かせよう〜
音の秘密を探ろう 〜いろんな音を響かせよう〜

弦楽器や、メガホンは音をどうやって大きく響かせているのでしょうか。音がどのように響いているのか、アクティビティで使用する材料の役割を理解し、音の秘密を考えていきましょう。

    事前準備:紙コップの底より小さい厚紙片の作成と、タコ糸を一人分ずつ分けておいてください。
  1. 紙コップの底に小さな穴を開けます。(もしくは、事前に先生が開けておきます)
  2. タコ糸を穴に通し、厚紙片にタコ糸を巻き付け、留め具のように引っ掛けます。
  3. タコ糸の反対側をスプーンに巻きつけます。(スプーンを巻き付けたときに、スプーンが水平になるように結びつけの位置を調整します)
  4. 身の回りにあるものにスプーンを当てて、音をききます。音の違いを比べてみます。
注意事項

●竹串の先で怪我をしないように気をつけましょう。●紐を扱う際の安全に注意しましょう。 ●音を聞くとき、紙コップは下を向けましょう。紙コップが上を向いていると、タコ糸に指がかかったり、糸が紙コップの淵に当たり音が正しく聞こえないことがあります。

準備物
  • 紙コップ
  • 調理用たこ糸(60cm程度)
  • 竹串(またはキリなどの穴を開けるもの)
  • 厚紙片(留め具用)
  • ハサミ
  • 金属のスプーン
  • 応用編:少し濡らしたタオル
  • 紐の長さを変えたり、異なる材質の紐(刺繍糸やひも、ロープなど)を使ってみる
  • 糸を弾いて音を聞いてみる
  • 異なる素材のスプーンを使ってみる
  • 濡らしたタオルで糸を擦ってみる
  • 年少児童の活動:紙コップに絵を描いてみる
子どもに投げかける質問
  • 音はどうやって伝わるの?
  • 紐の長さが違うとどうなる?
  • ものによって音の違いはあるかな?
  • 擦り方や弾き方で音が変わるね。
  • どこで音が生まれて、どこで響いているかな?
子どもの予測される行動・質問
  • スプーンを振り回してしまう
  • 紙コップじゃないもので作るとどうなるの?

タコ糸を通して振動が伝わり、音が聞こえます。
また、スプーンの丸みが音を響かせています。糸が音を伝達する役割を持たせ、紙コップが音を響かせる役割を持っています。

実際に社会で使用されているもの

弦楽器では、弦の種類や押さえ方を変えるといろんな音を出すことができます。
メガホンのような拡声器は、音を反響させて増幅させることで音が大きく聴こえるようになります。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 数学 - Mathematics -
  • 科学 - Science -

身につくスキル

  • 創造性
  • 巧緻性
  • 感覚の発達
  • 音の伝わり方の理解

難易度

音の秘密を探ろう 2 〜糸電話を作ろう〜
音の秘密を探ろう 2 〜糸電話を作ろう〜

糸電話は、一方で発した声の振動が糸を通じて反対側に伝わり、そこで振動が音として再生される仕組み。糸の張り方や種類などを試しながら、音がどうやって伝わるのかを試していきましょう。

  1. 音の秘密を探ろう 〜いろんな音を響かせよう〜のアクティビティから連続して行う場合は、スプーンに巻き付けた糸を解いて、クリップに結びつけます。
  2. クリップとクリップをつなげます。
  3. 糸をピンと張った状態で片方の人が話します。
注意事項

●タコ糸や金属製の紐を伸ばしているときに、子どもが引っかからないようによく注意してください。壁際で行いましょう。

準備物
  • 複数人で話してみる
  • タコ糸の長さを変えてみる
  • タコ糸の代わりに、金属の紐を追加して使ってみる
  • 紙コップの種類を変えてみる
子どもに投げかける質問
  • 音はどうやって伝わるのかな?
  • タコ糸や金属の紐の長さが違うとどうなる?
  • ものによって音の違いはあるかな?
  • 3人以上で話すのはどうしたらいいかな?
子どもの予測される行動・質問
  • タコ糸や紐に引っ掛かってしまう
  • 大声で話してしまう
  • 糸が垂れた状態で話して、聞きにくい状態になる

金属は普通の糸に比べるととても速いスピードで音が伝わります。

そのため、音が何往復もするので音が重なりエコーがかかっているように聞こえます。

実際に社会で使用されているもの

音は物が震えることで発生しています。声も喉が震えることで出ています。話している時に喉を触ってみると震えていることがわかります。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 巧緻性
  • 思考力
  • 観察力

難易度

カラフルな層のお水を作ろう
カラフルな層のお水を作ろう

同じ水を使って異なる色の層ができるのはどうしてでしょうか?この実験では、水の密度を変えることによってこのなる重さ層を作り、見た目にも楽しいカラフルな水を作って実験していきます。

  1. 食紅を使って赤、黄、緑の色がついた水のカップを3つ用意します。
  2. 赤と黄色のカップに、異なる量のガムシロップを加えます。
  3. 透明な縦長のカップを二つ用意し、氷でいっぱいにします。
  4. 氷の入ったカップに、ガムシロップを加えた黄色の水をゆっくりと注ぎます。
  5. 続けて氷を伝わらせ、静かに2.の赤色の色水を注ぎます。
  6. 続けてガムシロップの入っていない緑色の色水を注ぎます。
注意事項

●食品用の着色料を使うので、汚れてもいい服装で行いましょう。 ●砂糖や着色料を口に入れないように注意してください。 ●水の色が濃い方がはっきりと層になっているのがわかるので、色付きが悪ければ、食品着色料の量を調整してください。 ●カップから、氷をつたわらせて色水を注ぐのが難しい場合は、スポイトなどで対応してみてください。

準備物
  • 透明なガラスまたはプラスチックの容器(高さがあると良い)
  • ガムシロップ
  • 食品用の着色料(赤、黄、青など)
  • スプーン
  • ビーカーまたはカップ5つ(水を分けるため)
  • 違う液体や色を入れてみたらどうなのか?
  • トマトジュースを入れるとどうなるだろう?
  • 入れてみる順番を変えてみる。
  • ガムシロップの入れる量を変えてみる。
  • かき氷シロップを使ってみる。
  • 年少児童の活動:カップに液体を注ぐという基本的な操作を通じて、手の動きなどを発達させる。また、液体が混ざり合わない現象を通して、視覚的な驚きや好奇心をさす。
  • 年中児童の活動:異なる液体同士が混ざり合わない理由や、液体の性質について理解を深める。また、アクティビティの手順を理解し、順序通りに行動することで、計画性や順序の重要性を学べる。
  • 年長児童の活動:異なる液体が混ざり合わない不思議な現象を通じて、物質の分離と混合の基本的な原理を理解する。また、アクティビティの途中で起こる変化や現象を観察し、なぜそのような結果が生じたのかを考える。
  • 全体的な活動のポイント:●協力とコミュニケーション:アクティビティを通じて仲間と協力し、液体の特性について話し合うことで、コミュニケーションスキルの向上。 ●科学的思考の育成:不思議な飲み物の現象を通じて、科学的な思考や疑問を養う。
子どもに投げかける質問
  • なぜシロップを多く入れた水が下に沈むのだろう?
  • 水の層が混ざらないようにするには、どんな注意が必要だろう?
  • 別の液体を使って同じ実験をすると、どうなると思う?
子どもの予測される行動・質問
  • 飲んでいい?
  • 液体をこぼしてしまう

水に砂糖を加えると水の密度が増します。色の層ができる理由は、この「密度」の違いにあります。密度とは、同じ量の物質がどれだけのスペースを占めるか、つまり「どれだけ詰まっているか」を示します。この実験では、異なる色の水に異なる量の砂糖を加えます。砂糖が多いほど水の密度が高くなります。密度が高い液体は重く、密度が低い液体は軽いです。そのため、最も砂糖が多く密度が高い赤の水(重い)が一番下に沈み、次に砂糖の少ない(軽い)緑の水が上に重なっていきます。このようにして、異なる密度の水がそれぞれ別々の層を形成し、レインボーのような美しい層ができるのです。異なる「重さ」の水が層を作ることで、色とりどりのきれいな層が見えます。

実際に社会で使用されているもの

砂糖を飲み物に入れると重さで下に溜まってしまいます。均一な甘さにするためにかき混ぜて飲んでいますね。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 数学 - Mathematics -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • コミュニケーション
  • 創造性
  • 工学的思考
  • 課題解決

難易度

カップチャレンジ!
カップチャレンジ!

タワーの重心が低いほど、タワーは安定します。これは、重心が低いとタワーの重さが中心に近く、低い位置に集中しているからです。高いタワーを作るにはどのような工夫が必要か考えながら、タワー作りにチャレンジしてみましょう。

  1. 平らなスペースに集まった子どもたちにコップを配ります。
  2. タワーの設計をグループで話し合い、どのように構築するか計画を立てます。
  3. コップを積み重ねてタワーを立てます。
  4. タワーが完成したら、その高さを測り、他のグループと比較します。
  5. 崩れた場合は、何が原因だったかを考え、再度チャレンジします。
注意事項

●壊れにくい安全なカップを使用してください。 ●タワーが崩れる可能性があるので、周囲に十分なスペースを確保し、他の子どもたちが近くにいないようにしてください。

準備物
  • できるだけたくさんのプラスチック製または紙製のコップ
  • 計測用の定規またはメジャーテープ(あれば)
  • 飾りになるもの (あれば)
  • はさみ
  • 平面的や立体的な安定を考えて、タワーを作ってみる。
  • タワーのデザインを描いてから建てる。(図面を元に建設する実践になる)
  • 最初は広いベースから始め、徐々に上部を細くしていく。
  • 時間制限や使えるコップの数を決めたり、テーマを決めてチャレンジしながら作ってみる。
  • はさみを使って安定性を向上させて作ってみる。
  • 異なる大きさや形のコップを使って、タワーのデザインを変えてみる。
  • 年少児童の活動:コップを積み重ねる基本的な活動に参加できる。
子どもに投げかける質問
  • タワーが崩れやすくなるのはどんな時だろう?
  • タワーをより高くするにはどうしたらいいだろう?
  • グループで作業する際に大切だったことは何だろう?
  • なぜタワーのベースは広くする必要があると思う?
子どもの予測される行動・質問
  • うまくコップを乗せられず、高く積むことができない
  • 自分や友達のタワーを壊してしまう

タワーの重心が低いほど、タワーは安定します。重心が低いとは、タワーの重さが中心に近く、低い位置に集中していることを意味します。また、タワーのベースが広いほど、より多くの重さを支えることができ、タワーは安定します。ベースが狭いと、タワーは倒れやすくなります。

実際に社会で使用されているもの

●建築と土木工学では、このような原理が建物や橋の設計に使われています。●空間認識と構造物の安定性は、日常生活での物の配置や積み重ねにも役立ちます。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 数学 - Mathematics -
  • 科学 - Science -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 思考力
  • 空間認識能力
  • 立体的な想像力
  • 観察力

難易度

ミラーシートを使ってアートカードをつくろう
ミラーシートを使ってアートカードをつくろう

鏡は、光を反射して、わたしたちや置いたものがどのように見えるか知ることができます。鏡の角度が近いと角度に応じて反射をし、同じ物体が存在しているような錯覚を与えます。鏡の性質を利用したらどんなことができるか考えていきましょう。

    事前準備:アクティビティの前に、反射してどのように見えるかなど鏡の不思議を説明をする際の見本は、事前に作っておいてください。
  1. ミラーシートに何を描くか考えます。
  2. 鏡の反射を想像しながら、絵を描きます。
  3. カラーおりがみやフィルムなどを使うと綺麗に反射して映すことができます。
注意事項

固いミラーシートの角で怪我をしないように注意しましょう。

準備物
  • ミラーシート
  • 画用紙
  • カラフルな折り紙やカラーフィルムなど(あれば)
  • ペンやクレヨン、プロッキーなど(種類によってはミラーシートにうつらない場合があります。事前にお試しください。)
  • はさみ
  • のり
  • 好きなシール(あれば)
  • はさみが上手に使える子は、丸、三角、四角、自分の好きな形に切って、貼り付けてみる
  • 反射の要素を使ってストーリーを発展させてみる
  • 線対称の図形(半円が円になるなど)を考えて描いたり貼ったりしてみる
  • ミラーシートに縦を意識したものを描くと、奥行きを捉えやすく、表現の幅が広がる
  • 小さなおもちゃやレゴなどをカードの中に置くとストーリーを発展させることもできる
  • 年少児童の活動:絵を描く際に、色や形を楽しむことで創造力を養う。また、鏡の中に物体を置くことで、視覚的な認識を高め、物の関連性を理解する手助けとなる
  • 年中児童の活動:絵を描く時に縦や奥行きを考え、鏡の中で物を配置して映り方を楽しむことで、空間認識や視覚的な計画能力の向上と相対性の概念の理解を促します
  • 年長児童の活動:物体の配置や鏡の角度の変更を通じて、より洗練された絵を創り出すことが期待できる。また、角度の調整によって、空間認識や物体の反射に対する理解を深める。
  • 全体的な活動のポイント:創造的な表現を通じて、視覚的な感性や想像力を豊かにする。物体の配置や鏡の角度の変更を通して、観察力や空間認識の向上。また、グループで活動することで、アイデアの共有や協力を促進し、コミュニケーションスキルを養う。
子どもに投げかける質問
  • どのような形を使うと、面白い模様や図形ができるかな?
  • 数が増えたものがないか見つけてみよう
  • ミラーシートの角度によって形は変化するかな?
  • 他にはどのような材料を使ったら楽しそうかな?
  • 線路などの絵を描くとどうなるかな?
  • 次は、どんな設定の絵を描いてみよう?
子どもの予測される行動・質問
  • 反射の原理を考えずに絵を描いてしまう

鏡は、銀またはアルミニウムの層で覆われた平らな表面で、光を反射して、わたしたちや置いたものがどのように見えるか知ることができます。鏡の角度が近いと角度に応じて反射をし、同じ物体が存在しているような錯覚を与えます。

実際に社会で使用されているもの

●お店などで空間を広く見せるために反射の仕組みを使用していることがあります。狭い空間でも鏡を効果的に配置することで広々とした空間にいるような感覚になれます。車のミラーも反射の仕組みを使っています。
●道路標識や交差点などにある曲がり角の鏡。ドライバーや歩行者が見通しを良くし、安全性を確保するために設置されています。