アクティビティリスト
帽子やミラーシートなどを使って、人間と動物の目や耳の位置、大きさの違いについて考えるアクティビティです。自分たちと動物の目や耳の位置を比較し、擬似的な動物体験を行います。人間と動物の見える範囲の違いを学び、他の動物たちの生態系についても考えていきましょう。
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ミラーシートの角を全て丸く切り落とす作業は、先生が事前に準備しておいても、子どもたちと一緒に行っても良いです。
- ミラーシートを縦長に切ります。2枚用意します
- 2枚のミラーシートの角は全て丸く切り落とします
- 帽子にセロハンテープと洗濯バサミを使って、ミラーシートが外れないようにくっつけます
- 帽子をかぶる前に、今の状態で見えている範囲を確認するために色々な場所に立ち確認し合います
- 帽子をかぶって周囲の見え方を観察します
- どの位置にミラーシートがあると後ろが見やすいか調整します
注意事項
●ミラーシートが目に入らないように気を付けましょう。
準備物
- ハサミ
- つばのある帽子
- 洗濯バサミ
- セロハンテープ
- ミラーシート(15センチ✖️5センチ)
- ダウンロードできるワークシート
- 動物園に行って動物の顔を観察してみる
- 図鑑などを使って色々な動物の目の位置がどこにあるか話し合ってみる
- 動物は、視界が人間と違うことを考えてみる
- ミラーシートの折り方を変える
- ワークシートを参考に帽子に飾りの耳をつけてみる
- 帽子をかぶる子と横や後ろに立つ子に分かれて、どこに立ったら見ることができるか、お互いに当てっこしてみる
子どもに投げかける質問
- 動物はどのように周囲を見ているかな?
- 後ろが見えるとどんな風かな?
- 横に目がある動物は何がいるかな?
子どもの予測される行動・質問
- ミラーシートで、目や顔を突いてしまう
人間と動物の目や耳の大きさや位置の違いは、それぞれの生活環境や生態に適応するための結果です。例えば、獲物を見つけたり敵を察知するために、狩りをする動物は広い視野と高い耳を持つことが多いです。一方、人間は物をつかんだり精密な作業を行うために前方に目を持ち、コミュニケーションのために耳が側面に位置していると考えられています。
実際に社会で使用されているもの
人間と動物の感覚系の機能の違いは、日常生活に様々な影響を与えています。例えば、猫や犬などの動物は、優れた聴覚を持っており、遠くの音や動きを感知する能力が高く、役立ちます。
一方、人間は色覚や立体視などの視覚機能が発達しており、美術やデザイン、運転などの日常生活において重要な役割を果たしています。
【監修協力:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科教授 白數哲久氏】