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アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 科学 - Science -

身につくスキル

  • デザイン
  • 思考力
  • 観察力
  • 課題解決

難易度

エッグチャレンジ〜卵を救え!〜
エッグチャレンジ〜卵を救え!〜

重さのあるものを高いところから落とすと、そのものの重さと重力も加わり、強い力で地面と衝突し割れてしまいます。今回はうずらの卵を使って、どうしたら割れないかをトライ&エラーを繰り返しながら考えていきましょう。

  1. 粘土をうずらの卵とだいたい同じ大きさ・重さに丸めます。粘土の卵ができたら、ナイロンパックに入れてしっかり蓋を閉じます。
  2. 1で作った粘土の卵を高いところから落としてみます。
  3. 落とした粘土の卵の形が、どのように変形しているか観察してみます。どうしたら卵が割れないか(粘土の卵が変形しないか)考えます。
  4. 紙とマスキングテープを使って卵が割れない方法を一人一人で考えて、粘土の卵を再度同じ高さから落としてみます。
  5. 4を2〜3回行い、粘土の卵が変形しない(卵が割れない)方法を考えられたら、最後に自分たちが考えた割れない方法を実際のうずらの卵で、チャレンジします。
  6. みんなのうずらの卵がどうなったか結果を共有したり、観察してみましょう。
注意事項

●万が一、卵が割れた時のために袋の中に入れて卵は取り扱います。こうすることで、片付けもしやすく、卵アレルギーのある子どもに影響が出ないように十分注意しましょう。 ●食べ物を粗末にしないために、練習では粘土を代用品として使用します。最後の実験で使ったうずらの卵は、割れた卵の中身を観察することで、生物的な要素の応用的な学びに繋げましょう。 ●割れた卵の殻で怪我をしないように気をつけましょう。

準備物
  • 卵を割れないようにするエッグプロテクターはどんな構造だったら良いか 考えてみる。人のを見て参考にし、真似をしてみる。
  • 回転翼のタイプで作ってみる。
  • 紙をもう一枚追加で配る。2枚の紙を組み合わせて、割れない方法を考えてみる。
  • 割れた卵の殻を袋の中から取り出して観察してみると、殻や膜に守られていることに気づくかな。殻の内側や卵の構造の観察をしてみる。
  • 高さの違うところから落としてみて、同じものでも落ち方が違うか観察してみる。
  • 年少児童の活動:うずらの卵を観察して、色や形、模様を描いてみる。卵を落としてみて、形が変わることを観察する。
  • 年中児童の活動:自分のアイデアで割れる割れないを理解してきている年齢。時間をかけて考えて、創作する時間を確保してあげる。
  • 年長児童の活動:この場合ならどうなるかな?と様々な状況を変えて考える機会を作ってあげる。また、協力と共有の理解ができる年齢。お互いに学び合う状況をつくる。
  • 全体的な活動のポイント:卵を守るという課題達成のために、アイデアを出し合うという強力とコミュニケーション能力の向上。また、問題解決能力の向上。
子どもに投げかける質問
  • 卵はどんな風に売られているかな?思い出してみよう
  • 割れたのは、高いところから落としたからかな?早いスピードだったからかな?
  • 今回割れたのは(or 今回割れなかったのは)、何をどうしたからだったのだろう。次はどうやってみる?
  • 卵の表面にはどんな模様があるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 卵を割ってしまう
  • 割れた卵の殻で怪我をする
  • バネのようなものを考える

重さのあるものを高いところから落とすとそのものの重さで割れます。
紙一枚であってもクシャクシャタイプだと緩衝材の役割を担ったり、パラシュートや回転するようなタイプだと、落ちる速度をゆっくりにすることで、衝撃の緩和につなげることができます。同じ道具でも工夫することで、様々な保護の役割を作れて、面白いですね。

実際に社会で使用されているもの

スーパー等で売られている卵の輸送パックをはじめとして、フルーツや豆腐など傷つきやすいもののケースには工夫がされています。
また、卵パックの構造は先端が硬くできており、卵自体の硬さと関連しているものがあります。
パラシュートや回転するようなタイプのものは、遠くに飛ばすための植物の「種」が同じ形のもので存在します。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 立体的な想像力
  • 課題解決

難易度

オリジナル飛行機発射台を作ろう
オリジナル飛行機発射台を作ろう

アメリカで巨大なカタパルトを使ってロケットを打ち上げる試みが注目されていますが、これは、発射台としてのカタパルトが蓄積したエネルギーを飛行機に伝達し、それが飛行機を前方に押し出す力として作用する原理を利用しています。カタパルトと紙飛行機を使って実際に試してみましょう。

  1. 紙飛行機を作ります。基本のへそひこうきの作り方です。 テープで止めると安定して飛びやすくなります。
  2. 折り目の作成:まず、紙を縦に半分に折り、折り目をつけます。その後、紙の両側の先端を内側に折り込み、片側が三角形になるようにします。
  3. 頂点の折り曲げ:作成した三角の頂点を、紙の反対側の端に向かって折ります。このとき、三角の高さが大体半分ほどになるように折ります。
  4. 三角形作成:先ほどの手順を繰り返し、紙の両側の先端を内側に折り込み、再び片辺が三角になるようにします。
  5. 先端の折り曲げ:「頂点の折り曲げ」の手順で内側に折り込んだ際に飛び出た先端を、三角形の先端に向かって折り曲げます。
  6. 羽の形成:飛行機をひっくり返し、中心で折ります。その後、羽の形を作るために両端を反対側に折ります。
  7. 飛行機の端を折り返し、先端が尖らないようにしましょう。これにより、飛行の安定性が向上します。 また、発射台で輪ゴムを引っ掛けるために、飛行機の内側先端を適切に折り曲げましょう。これにより、輪ゴムを使った発射が容易になります。
  8. 次に、好きな箱や紙コップ、輪ゴム、セロハンテープなどを使って、紙飛行機を飛ばす発射台を作ります。輪ゴムを繋げてみたり、箱を組みわせてみたり、作り方は自由です。
  9. 発射台ができたら、みんなに見せて、お互いに自分の発射台の説明をして飛ばしてみましょう。
  10. 一斉に飛ばしてみてもいいし、メジャーのようなものを床において、どこまで飛ぶか競ってもいいでしょう。
注意事項

● 飛ばす方向を全員で統一して、飛ばす先に他の園児がいないか確認した上で飛ばすように周知してください。 ● はさみや輪ゴム、割り箸・空箱など、鋭角・鋭利なものを使うので取り扱いには注意しましょう。 ● 割り箸は、てこの原理を応用して飛ばすものを作った場合に使用します(割り箸自体を飛ばすものではありません)

準備物
  • 紙飛行機をつくる用の紙 (縦長、A4サイズがおすすめ)
  • 発射台用の空箱(お菓子の空箱など。ティッシュ箱より強度のある箱がおすすめ)
  • 輪ゴム
  • セロハンテープ
  • はさみ
  • 紙コップ
  • 割り箸(あれば)
  • 輪ゴムの強さの違うものを用意して、試しながら考えてみる。
  • 年少さんが描いた紙飛行機を年長さんの発射台で飛ばしてみる。
  • 紙飛行機だけでなく、発射台にも絵を描き加えるなどデザインを楽しむ
  • 発射台作りや紙飛行機作り、デザイン、飛ばすなど様々な要素が含まれているので、それぞれの子どもの興味関心があるものを集中的に取り組む時間を持っても楽しいかもしれません。
  • 手だけで飛ばす紙飛行機と発射台を使う(何か道具を使う)と、どのように飛び方が変化したかを観察して考える実験です。違いに注目してみましょう!!!
  • 年少さんは手で飛ばし、年長さんは発射台を使って飛ばし合いっこしてみる。
  • 年少児童の活動:紙飛行機を自分で作ってみる。また、空箱に絵を描く。その箱を年長や年中さんに使ってもらう。
  • 年中児童の活動:見本や補足説明をすることで、自分で実践する。また、メジャーなどを使うことで、競争と協力を学ぶ機会をつくる。
  • 年長児童の活動:共有や発表の機会を持つことで自信や自己表現力につなげる。幼い子との関わりで、コミュニケーションや関わりを学ぶ機会を持つ。
  • 全体的な活動のポイント:創造力と手作りの楽しさを体験し、手仕事の基本的なスキルを身につける。協力し合い、自分の作品を共有してコミュニケーションと自己表現力を向上。
子どもに投げかける質問
  • 一番飛んだ発射台はどんな特徴があった?
  • どんなふうに力が加わって、飛んだと思う?
  • どうしたらもっと遠くに飛ばせると思う?
  • 手だけで飛ばす飛行機とどんな違いがあった?
  • 発射台と手だと、どちらが遠くまで飛ばせたかな? どちらが速かったかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 指や顔、体に輪ゴムをひっぱったものが当たってしまう
  • 飛行機が飛んだ先の場所で、試行錯誤に夢中になって、飛んできた飛行機などに当たってしまう

このアクティビティでは、発射台を使うことで蓄えられたエネルギーが飛行機に伝わり、それが飛行機を前方に押し出す力となります。輪ゴムが引っ掛かる部分にエネルギーを蓄え、それが解放される瞬間に飛行機が飛びます。
瞬間的に強い力が加わるので、飛行機には強度が必要です。また、輪ゴムが縮む方向と飛行機の飛ぶ方向で同じでないと、羽が空気の抵抗を受けるので、うまく飛びません。
カタパルトとは、大きな発射台とのこと。原理はシンプルで、大きな「ひじ」のようなものを使います。この「ひじ」の一方の端には投げたい物を置き、もう一方の端には重りをつけます。
この原理は、ブランコを使って遊んでいる時と似ています。ブランコに乗っているとき、足で地面を強く押すと、ブランコは高く上がりますよね。カタパルトもこれと同じで、重りを使って「ひじ」を強く押すことで、物を遠くに飛ばすことができるんです。

実際に社会で使用されているもの

最近では米国企業が巨大カタパルトを使ってロケットを発射しようとするなど、再び注目が集まっています。
スペースシャトルの発射台、遊園地のアトラクションや、逆バンジーやバッティングセンターの機械などで応用されているものがあります。

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • コミュニケーション
  • 巧緻性

難易度

厚紙でレオナルドダ ・ヴィンチの橋を作ろう
厚紙でレオナルドダ ・ヴィンチの橋を作ろう

<このアクティビティは、小学生向けです。大人のサポートが必要となります。>
レオナルド・ダ・ヴィンチが釘やロープを使わずに作れる橋として考えた橋を実際に作ってみましょう。摩擦を利用してきっちり作ると車が渡れるほど丈夫な橋を作ることができます。

  1. 厚紙を細長い短冊形に切り、縦に半分に折ります。
  2. 1を9本作ります。
  3. 橋の形に組み上げます。 組み方を考え、二人以上で息を合わせて作りましょう。
  4. できた橋にものを乗せて、どれくらいの重さに耐えられるか調べてみましょう。
注意事項

橋の強度を試す時、橋が壊れて載せていた物が落ちて、載せていた物や周囲の物を壊さないように気を付けよう。

準備物
  • 厚紙用紙、またはお菓子や食べ物の空き箱など(幅は3cm、長さは30cm程度の縦長の紙)
  • ハサミ
  • ダウンロードできるワークシート
  • 本数を増やして、橋を長くする
  • 厚紙の長さを長くしてみる
  • 橋の長さはそのままに、本数を増やす
  • 割りばしなどに材料を変えて、より丈夫な橋ができるか調べる
  • 折らずにつくったときと比較をする
子どもに投げかける質問
  • 厚紙を縦に半分に折ったのはなぜかな?
  • 他にどんな形の橋がある?
  • どうやって重さを支えているのだろう?
子どもの予測される行動・質問
  • 紙皿などをのせて、おもりを少しずつのせていき、何グラムまで耐えられるか調べる

厚紙はざらざらしているので、摩擦で引っかかってくずれません。物をのせるとななめになっている厚紙が、横に渡してある厚紙を挟み込むようにはたらくので、橋はくずれにくくなります。

実際に社会で使用されているもの

この橋は、レオナルド・ダ・ヴィンチが釘やロープを使わずに作れる橋として考えたものだよ。実際に使われている橋ではあまりないけれど、きっちり作ると車が渡れる丈夫な橋もできるよ。

アクティビティリスト

所要時間

40 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 巧緻性
  • 課題解決

難易度

ストローコースターを作ろう
ストローコースターを作ろう

公園にあるすべり台は上から下に物が進んでいく性質を利用して設計されています。ビー玉が途中に落ちてしまう時はどんな時でしょう?ストローコースター作りをして最後までビー玉が転がるように工夫してみましょう。

  1. どんなコースにするか考えます。
  2. 色々な長さに切ったストローで柱を立てます。たおれないようにストローの先を十字に割いて、広げて貼り付けると安定します。
  3. 柱の間にレールとなるストローを付けていきます。
  4. ボールを転がしてみて、最後までボールが転がるように工夫します。
注意事項

ストローの先が目などに刺さらないよう、注意しましょう。

準備物
  • ストロー
  • 大きめの段ボール(土台用)
  • 小さいボール(ビー玉など)
  • マスキングテープまたはセロハンテープ
  • はさみ
  • プラダンや画用紙で、柱や坂、ガードレールをつくってもいいね
  • もっと大きなコースターをつくってみよう
  • ミニカーなどが走るコースターをつくってみよう
子どもに投げかける質問
  • ビー玉が途中で落ちてしまうのはどんな時かな?
  • どうしたら、ビー玉が落ちないようにできるかな?
  • 傾きが急なところと、ゆるやかなところでは、
  • ボールの動きはどうちがうかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 土台がぐらぐらして、ボールをのせるとたおれてしまう
  • ボールがコースを飛び出すのを直そうとする

ボールは高いところから低いところに転がります。ころがるボールはまっすぐに進もうとするので、コースが曲がっていると飛び出そうとします。飛び出そうとするボールのいきおいを止めるような上り坂やでっぱりを作れば、ボールは向きを変えて、より低い方へと転がっていきます。

実際に社会で使用されているもの

すべり台や雨どいも、上から下に物が進んでいく性質を利用しているよ。急な坂になっていたり、坂がずっと続いていたりすると、進むのが早くなるね。

アクティビティリスト

所要時間

30 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 巧緻性
  • 課題解決

難易度

風船エンジンで車を走らせよう
風船エンジンで車を走らせよう

止まった車を動かすには、どうすればいいでしょう。風船がエンジンの役割を果たせば、車を勢いよく動かすことができます。どんな時にスピードが速く出るか観察してみましょう。

  1. 竹串を短く切ったストローに通し、両端にすきまテープを「だてまき」のように巻きつけ、適当な太さになったら端をセロハンテープで貼り、円形になるように 形を整えます。
  2. 車体となるダンボールを竹串の幅に収まる大きさに切り、2のストロー部分をダンボールの裏にテープで取り付けます。ダンボールは、15~20cm くらいの長さだと、安定して走ります。
  3. 一度膨らませてしぼませた風船を、長いストローの端にテープで付け、ストローをダンボールの表に取り付けます。
  4. ストローを吹いて風船をふくらませ、車を平らな場所において走らせます。
注意事項

風船を膨らませる作業は、とても疲れやすいです。適宜休憩をとりましょう。また、過呼吸にならないよう注意してください。走る車を追いかけたりするかもしれないので、障害物のない広い場所(室内)で走らせてください。

準備物
  • 風船
  • 竹串
  • ダンボール
  • ストロー
  • テープ
  • ハサミ
  • すきまテープ(スポンジ製で両面テープがついているもの)
  • 風船の大きさを変えてみる
  • タイヤの大きさ(直径、太さ)を変えてみる
  • ダンボールの大きさや重さを変えてみる
  • 狙ったところで止めてみる
  • タイヤを他のもの ( ペットボトルの蓋や CD 等 ) で作ってみる
子どもに投げかける質問
  • 長い時間走らせるにはどうしたらいいかな?
  • 風船が大きいときと、最後に小さくなるときとでは、車のスピードが速いのはどっちだろう?
  • 車をまっすぐ走らせるにはどんな工夫が必要かな ?
子どもの予測される行動・質問
  • タイヤが丸くなるように調節する
  • 遠くまで行くように、車体を軽くしたり、タイヤの大きさ変えたり、風船を大きくしたりする
  • 風船をポンプでふくらませる(風船を膨らませるよう先生にお願いする)

ヘリコプターやドローンはプロペラで風を下に吹きつけて浮かんでいるね。風を吹き出すのと反対の方向に力がかかるからなんだ。風船からいきおいよく風が出るのと反対の方向に風船が押されるから、車は動くんだね。止まっている車が動き出すには大きな力がいる。動き出すとだんだん加速していくよ。また、風船は一番小さくなろうとするときに強い風を出すので、風を出す最後の方が車のスピードは速くなるよ。

実際に社会で使用されているもの

ジェット機は、燃料と外から取り込んだ空気を燃やしてできるガスを後ろへ吹き出して進むよ。宇宙を飛ぶロケットも同じようにガスを吹き出すけど、ジェット機と違って外の空気がなくてもガスが作れる仕組みになっているよ。

アクティビティリスト

所要時間

10 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 観察力
  • 課題解決

難易度

アルミパックの容器でロケットを飛ばそう
アルミパックの容器でロケットを飛ばそう

アルミパックのロケットにはどんな力が働いて飛んでいるのでしょうか。アルミパックとストローを使って空気の飛び出すスピードを考えながら、どうしたら遠くに飛ばせるかチャレンジしてみましょう。

  1. ストローの曲がる側のふくろの先を10cm切り取り、ストローをゼリー飲料の飲み口に5cmさしこみます。
  2. ストローとゼリー飲料の飲み口をセロハンテープ、またはビニルテープでとめます。
  3. ストローに袋をはめた状態でマスキングテープで飾りをつけます。この時先が重くなるようにしましょう。また、きつく巻きすぎないように注意しましょう。
  4. ストローの袋をはずして、ストローからアルミパックに息を入れます。
  5. アルミパックを床において、ストローが上を向くように調整する。
  6. アルミパックを足で踏むと、袋が驚くほど飛ぶ。
注意事項

人に向けて飛ばさないようにしましょう。屋外で飛ばすのは危険なので、室内の安全なところで飛ばすようにしましょう。

準備物
  • アルミパックタイプのゼリー飲料の容器
  • 袋に入っているタイプの曲がるストロー
  • セロハンテープ または、ビニールテープ
  • マスキングテープ
  • マスキングテープで飾りをつけ、重さのバランスを変えてみる。
  • 紙やシールを使って飾りをしてみる。
子どもに投げかける質問
  • このロケットにはどんな力が働いて飛んでいるのかな?
  • ロケットをもっと遠くまで飛ばすにはどうしたらいいかな?
子どもの予測される行動・質問
  • どうしたら遠くに飛ばせるか試行錯誤する。

空気をいれたパックを足で踏むだけで、小さなパックに体重をかけるとパックには大きな力がかかって空気はいきおいよく外に出ようとします。でもストローは細いからなかなか出られずに、空気の飛び出すスピードは速くなります。また、袋がストローから離れるまでの間に、袋が空気に押され続けるので加速してさらにスピードが増すのです。

実際に社会で使用されているもの

ロケットや飛行機など、空を飛んでいるものを見てみよう。大きな重いもので空を飛ぶためには、ジェットエンジンが必要なんだ。吹き矢も同じ原理が使われているよ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 数学 - Mathematics -

身につくスキル

  • コミュニケーション
  • 課題解決

難易度

宝の地図で宝探しをしよう
宝の地図で宝探しをしよう

宝物を隠したときに、どのように行き方を説明するとちゃんと宝物にたどり着けるでしょうか。人によって感じ方は様々。誰が見ても宝物にたどりつけるようにするにはどのような工夫が必要か考えていきます。

  1. 宝物を隠す側と探す側に分かれます。
  2. 隠す側は部屋のどこかに宝物をかくし、スタート位置から宝物までの行き方を紙に書きます(「10 歩大股でまっすぐ歩く」、「右に曲がる」など)
  3. 探す側は紙を見て、スタート位置から宝物がある地点まで向かいます。
    隠す側は、その様子をドキドキしながら見守りましょう。
  4. 探す側が宝物を見つけられたら成功です!見つけられなかったら、隠す側はもう一度指示を書き直します。
注意事項

歩くときは前を見て歩きましょう。地図を読みながら歩くと、他の人や壁にぶつかる危険があります。

準備物
  • 宝物(おもちゃ、お菓子などなんでもOK)
  • ペン
  • 宝物の隠し場所以外に、通らなければいけないチェックポイントを作る
  • 宝物を増やす
  • 目標物への指示を出す
  • 時計の針の方向で指示を出す(例:10 時の方向にへ行く)
子どもに投げかける質問
  • どうやって行き方が書かれていると、ちゃんと宝物にたどり着けるかな?
  • (どうしても上手くいかない時に)隠す人と探す人で、いっしょに歩いてみよう。歩幅は違わないかな?
子どもの予測される行動・質問
  • 紙に書いていない行動をする
  • 紙を無視して行動する

探す人と隠す人で、歩幅などが少し違うね。
人によって感じ方はいろいろ違うから、宝の地図だけではなかなか見つけづらいんだ。

 

実際に社会で使用されているもの

カーナビも、ゴールへの行き方を一つずつ教えてくれるね。カーナビは「200メートル進んで右に曲がる」のように人によって長さが変わらない言い方で距離を教えるから、誰でも目的地に行けるよ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 巧緻性
  • 課題解決

難易度

ダンボールで自分だけのビー玉ゲームを作ろう
ダンボールで自分だけのビー玉ゲームを作ろう

ビー玉はどこからどこへ転がっていくか、坂が急な場所はどうすればスピードが出ないようになるのか、段ボールとビー玉を使ってさまざまなパターンで実験してましょう。

  1. 段ボールに洗濯バサミを交互ジグザグに挟みます。
  2. 段ボールを斜めにして、ビー玉を落とします。
  3. ビー玉がダンボールの上をちゃんところがるように、洗濯バサミの場所や向きを調整していきます。
注意事項

こぼれおちたビー玉は、誰かが踏まないように、その都度ひろいにいくようにしましょう。のを使用しましょう。

準備物
  • 細長い段ボール
    (4cm〜6cm×30cm 以上のもの)
  • 洗濯バサミ 15〜20 個程度
  • ビー玉
  • 洗濯バサミの数や段ボールのサイズを変える
  • 段ボールを複数つなげて曲がったコースを作る
子どもに投げかける質問
  • 段ボールの坂をゆるやかにしたり急にしたりすると、ビー玉の転がり方はどうなるかな?
  • 洗濯バサミはなんでななめにしてはさむんだろう?
子どもの予測される行動・質問
  • ゴールにコップを置いてビー玉が入るようにする。

ビー玉は高いところから低いところに転がるよ。途中にじゃまをするものがあると、ぶつかってとまってしまうね。ぶつかっても低いところに転がれる坂があれば、ビー玉は向きを変えて転がっていくよ。

坂道でベビーカーから手を離すと勝手に転がっていって危ないね。急な坂だとベビーカーはいきおいよく進んでしまうね。ゆるやかな坂だとゆっくり進むから大丈夫。ビー玉もこれと同じだね。

実際に社会で使用されているもの

人と自転車が通る歩道では、自転車がスピードを出しすぎないように互い違いに柵をつけているところがある。坂が急な場所では、道をジグザグにして、スピードが出すぎないようにしていることもあるよ。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • 観察力

難易度

こまの軌道を調べよう
こまの軌道を調べよう

実際の社会では、自転車やオートバイのタイヤなど回ることで姿勢を保っているものがたくさんあります。コマはどうしたら綺麗に周るか、安定した軌道を描くか、どのような軌道パターンがあるか観察してみましょう。

  1. CD の穴にマーカーを通し、ねんどで固定します。できるだけなめらかな形にしよう。
  2. 大きな紙を机にテープではりつけ、うごかないようにします。マーカーのキャップを外して下にして、紙の上でこまをまわしてみます。
  3. 両手ではさんで片方の手を前に反対側の手を手前にすべらせるようにすると回しやすいよ。
注意事項

繰り返し行うとマーカーペンのペン先が悪くなります。ご了承ください。

準備物
  • いらないCDやDVD
  • マーカーペン
  • 大きな紙
  • あぶらねんど
  • CD を固定する位置を変える
  • CD に重りをつける
  • CD 以外のものでこまをつくる(より直径の大きい厚紙など)
  • CD の枚数を変える
  • ペンの長さを変える
子どもに投げかける質問
  • こまの軌道には、何かパターンがあるかな?
  • こまの形や回し方と出来上がる軌道に、何かルールはあるかな?(良く回るように上手に作れば、あまり動きません)
  • 紙に残ったペンのあとは、どんな形になったかな?
  • コマを回す方向を変えたら、なにか変わるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • CD に油性マジックで色を付けたりシールを貼ったりして回った時の見え方を楽しむ。

CD は機械の中で回るので、回りやすいように、丸くて平らに作られている。だからコマにしてもよくまわるんだ。CD を上から見ると、中心に穴があるのが分かるね。ここにマーカーペンをまっすぐにつけるとコマはあばれずにきれいに回るので、ペンの模様は小さくなるよ。ペンがまっすぐに取り付けらていないと、コマは暴れるので、模様が広がるよ。

実際に社会で使用されているもの

人工衛星やカーナビのジャイロは回ることで姿勢を保っているものがあるよ。地球も似ているね。自転車やオートバイは止まっていると倒れるけど、走っていると倒れにくい。これも自転車やオートバイのタイヤがコマの役割をしているからだね。

アクティビティリスト

所要時間

20 分 〜

カテゴリー

  • 工学 - Engineering -
  • 技術 - Technology -
  • 芸術 - Arts -

身につくスキル

  • デザイン
  • 観察力

難易度

アニメーションの最初の一歩 ソーマトロープを作ろう
アニメーションの最初の一歩 ソーマトロープを作ろう

アニメは止まった絵からできているのを知っていましたか?絵が早く切り変わると、人の目や頭のはたらきが関係して前の絵と次の絵が混ざって見えるんです。これを利用してアニメーションを作ってみましょう。

  1. 厚紙にコップのふちなどを使って同じ大きさの丸を3つ描き、切り取ります。
  2. 丸い厚紙に、それぞれ絵をかきます。二つ合わせた時に一つの絵になるようなものを考えてみましょう。
  3. 片方の厚紙の裏に、セロハンテープを使ってストローを貼りつけます。
    (強度と安全性のバランスを考えると、紙ストローがおすすめです)
  4. のりを使って、3枚の厚紙を裏面同士でのりで貼り合わせます。
  5. のりが固まれば完成です!両手をすり合わせるようにして、ストローを回すと絵が合体して見えます。
注意事項

先のとがった竹串を使います。

準備物
  • 厚紙
  • 紙ストロー(竹串)
    (プラスチックストロー、または丸ばしでもよい)
  • セロハンテープ
  • 濃い色のペン
  • ハサミ
  • のり
  • 2 枚以上の絵を組み合わせたものを作ってみる
  • 紙の枚数を増やし、アニメーションを作ってみる
子どもに投げかける質問
  • 回すスピードを変えると、見え方はどう変わるかな?
子どもの予測される行動・質問
  • いつも見るアニメは、もっとうごいているよ。

絵がはやくきりかわると、前の絵と次の絵がどっちも見えるね。次の絵だけが見えるはずなのに、前の絵も残っていることを「残像(ざんぞう)」と言うよ。これには、人の目や頭のはたらきが関係しているんだ。絵がはやくきりかわると、前の絵と次の絵が頭の中で混ざって、人には両方がそこにあるように見えてしまうんだ。

実際に社会で使用されているもの

テレビアニメも、止まった絵からできている。少しずつちがう絵を次々に切り替えることで、動いてるように見せているよ。